新幹線のゴミ箱 [news&topics]
東海道・山陽新幹線や上越新幹線をわりとよく使うのだが、
以前からちょっと気になっていたことが一つ。
車内のゴミ箱。
上越新幹線のなかにあるゴミ箱は全部テープで封鎖されている。
テロ防止のためだろう。
爆発物なんか入れられたら、とんでもないことになる。
その可能性を封じる一策である。
一方、東海道・山陽新幹線。
ゴミ箱はそのまま使える。
お客さん、好きなときに好きなだけゴミを捨てられる。
同じ東京駅を起点としていて、この対応の違いが少し不思議である。
どちらかというと、東海道・山陽新幹線のほうがテロ対策を強化していると思っていたのだが……。ほかの新幹線はどうなっているのだろうか。
東海道・山陽新幹線もゴミ箱を封鎖しろというのではない。
封鎖しなくても何も起きなければ、それが一番だ。
乗客にとっては、このほうがありがたいだろう。
上越新幹線にゴミ箱を解禁せよ、というのでもない。
テロ対策に真剣なんだと安心できる。
ゴミ箱が使えなくても乗客はゴミを持って降り、ホームのゴミ箱に分別して捨てる。
日本人の美学を感じ取れて、これはなかなかいい光景だ。
ただ、テロリストから見たら、どうなんだろうか。
やはり東海道・山陽新幹線のほうにスキがあると思うのではないだろうか。
ここは東海道・山陽新幹線と上越新幹線、そのほかの新幹線で足並みをそろえるのがいいのではないかと思う。