「ザ・ホテル―扉の向こうに隠された世界」
旅に出たくなると、読み返してしまう本。
作家が五カ月間滞在し、書き上げたノンフィクション。
とにかく、おもしろい。
こんな客がいるのか、ここまでサービスを徹底するのか、と驚く。
ソニーのテレビを部屋から出さなければいけなかったエピソードにも笑った。
伝統と格式を守り、かつ利益を上げなければいけない名門ホテル。
収益改善のために送りこまれた総支配人が経営の近代化に奮闘する。
翻訳もすばらしく読みやすい。
ホテルに滞在するのが楽しくなる一冊である。
ザ・ホテルとは、かの「クラリッジズ」
このホテルが舞台です↓