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迷走する「弁当」万博 [news&topics]

この際、「弁当」万博と呼びたい「愛・地球博(愛知万博)」。

中日新聞、社説でぶち切れています。↓
「あきれてものが言えぬとは、このことだ」と。読み応えあり。
http://www.chunichi.co.jp/00/sha/20050401/col_____sha_____000.shtml

地元紙の役割として、中日新聞は弁当持ち込み禁止措置に早くから警鐘を鳴らしていた。内覧会での混乱を受けて、さらに紙面で問題点を指摘していた。非常識だとも斬った。新聞だけではない。実際に来場者ら国民の声として多くの苦情がコールセンターに殺到していた。しかし、博覧会協会は一切動かなかった。小泉首相に言われる前までは。

舞台にもプレヴューというものがある。関係者らを招き、正式な公演に向けて問題点を洗い出すのである。開幕後の来場者――楽しみにして観に来る人々が満足するよう、万全を期すためである。

愛知万博は内覧会に1日何万人も招いた。そして、数々の問題が露呈した。報道機関もこぞって改善すべき点を指摘した。開幕までに改善する時間はあったはずである。少なくとも、耳を傾ける機会は山ほどあったはずだ。それとも、そんな声は聞こえなかったとでも言うのか。果たして、何のための内覧会だったのだろうか。

「来場者」不在の後手後手の対応は、弁当問題だけで終わらせてほしいものである。でも、終わらないだろうなー。