It's Only Rock 'n' Roll…But [音楽]
帰宅してテレビをつけたら、ローリング・ストーンズのライヴをやっていた。
(NHK・BS2「第33回アメリカン・ミュージック・アウォード」での中継)
最後のほうだったので、ほんのちょっとしか観られなかったのですが……。
ミック・ジャガー、その体型に脱帽です。
黒のTシャツとスリムなジーンズ。
もうかなりいい歳なのに、いまだに完璧な細身を維持。
首から下は10代のロックンローラー(←死語?)のようなミック。
『It's Only Rock 'n' Roll』を歌っていました。
いやー、年末にストーンズのライヴ映像を観られるとは。
ありがとー、NHK~。
ところが……。
途中で映像がフェード・アウト。
そして番組終わり。
そ、それはないだろーっ! NHKっ!
実に中途半端な終わり方の編集。
テレビの前の視聴者を見事に置き去り。
これじゃあ、すっきり年を越せないぞ~(笑)。
ストーンズはもはや「記録」の対象です。
確かに音はよくなかったけれど……。そういう問題ではないのだ。
全部見せてよー(泣)。
番組欄などでメインで紹介しているのに、カットする意味が分からない。
お年寄りを大切にしましょう、NHK殿。
来年の目標(か?) [雑感]
最近、会う人ごとによく言われるのが「髪、また切ったんですねー」。
それほど自覚はなかったのだが、会うたびに短くなっているらしい。
先日は知り合いから「はじめまして」と言われてしまったし……。
といっても、ショートカットでも坊主頭でもありませんが(笑)。
友人が言うには私はロングのイメージなのだそうだ。
(ロングっていつの話だ?)
さて、なぜ髪が短くなっているのか。
もちろん理由があります。
まず根底にあるのが、
「髪を乾かしている時間がもったいない」
という考え。
髪を乾かすのに長い時間をかけたくない。
そんなことに費やす時間があるなら、他のことに回したい。
やりたいことは山ほどある。
そして、最近どうして会うたびに短くなっているのか。
それはですねー、美容院に3週間に1回ペースで行っているせいかな。
整えるだけのつもりが、ついつい「もうちょっと切ってもいいかな」と思ってしまうのです。行く回数に応じて正比例で短くなるというわけです。
先週も「長さは変えないで」という注文をしていたのに、結局何センチも切っていました。友人には「そんなに頻繁に美容院へ行っても、切るところないでしょ」と言われてしました。確かに。
で、来年の目標は「髪を少し伸ばすこと」。
美容院に行く回数を少し減らそうっと。
多少、前髪がうざったくなっても切りに行くのをちょっと我慢してみます。
さすがに、この歳になって開口一番の話題にされるのが「髪型」ってよくないですよね。高校生じゃないんだから(笑)。まあ、それも髪型で驚かせている(?)私が悪いのですが。
でも、来年も猛暑だと……。
切っちゃうだろうな、伸ばした髪。
「向こう半年の目標」ということにしておきましょう。
New Year's Day [U2]
五輪フィギュアで金を獲得する方法 [news&topics]
すごいですね~。女子フィギュアスケートの盛り上がり。
あいさつ代わりの話題になっていますし。
さてさて、本題に。
持っている本の中にたまたま、「フィギュアスケートで五輪の金メダリストになる方法」(How to be an Olympic gold medalist in figure skating)というページがあったのでご紹介。米国人(←ここが重要)が書いた本です。
『The Best-Case Scenario Handbook』
John Tierney (著) 2002年出版
すごいです。
「フランスの審判に花を贈りなさい」とか「フレンチ・レストランに招待しなさい。第2次世界大戦でのフランスの軍事功績について論議することは避けましょう」とか。「花には、フランスの文化への愛情を表現したメッセージを添えなさい」などと、実に丁寧なアドバイスです。
もちろん、本気にしてはいけません(笑)。
シャレというかユーモアというか、皮肉というか……。
この本は、日本でも翻訳された『The Worst-Case Scenario Survival Handbook』(日本版『21世紀サバイバル・バイブル―自然災害から犯罪まで、危機を生き延びる秘策と心構え』)のパロディです。
最悪の状況に遭った場合の対処法を解説した危機管理本をパロディ化し、「最高の状況」に遭遇した場合の対処法を教える(笑)一冊です。
最高の状況の想定が笑えます。
普通の人生においては、まずあり得ない想定ばかり……。
「酔っ払い運転のビル・ゲイツが車に追突してきて『警察なしでなんとかなるよね……』とつぶやいてきた場合の対処法」
「うぬぼれたレストランでタイムズ紙の料理評論家と間違われた際の対処法」
「サンタクロースが実際に現れた際の対処法」
「アカデミー賞の受け取り方」
「英国の君主になる方法」
などなど。
それぞれのシナリオがこれまた笑えます。
「シャトー・ぺトリュスの貯蔵所(セラー)で偶然カギがかかってしまって閉じ込められたら何をするか」という想定では、「まず、助けを呼んではいけない」。そして「選び抜こう。1961年ものに集中しなさい」などと続きます。真面目なのかギャグなのか、それが表裏一体なのがこの本の魅力です。
著者はNYタイムズのコラムニスト。
米国人が何を幸せと感じるのか垣間見える一冊です(笑)。
「フィギュアスケートで五輪・金メダル」の位置づけは日本以上!?
トリノは「チョコ」トリオで [news&topics]
「スケートというよりは揉め事が好きなんだろー?」
ええ、そうです(笑)。
はるちー関係者にはバレバレですね。へへっ。
揉め事が私を呼んでいる……。
行ってきました。
25日のフィギュアスケート全日本選手権大会(女子シングル・フリー)。
中野という新星の登場、安藤の不調などで、
大揉めに揉めたトリノ五輪の代表選考。
最終選考はこの大会までもつれ込みました。
終わってみれば、代表には予想通りの村主、荒川、安藤。
JOCのシンボルアスリートに選ばれている3人。
ロッテのCM「トリオ」です。
JOCもスポンサーも電通もほっとしたことでしょう(笑)。
プライベートではめっぽう腰が重い私ですが、チケットを入手していたのでせっかくだからと代々木競技場まで頑張って行って参りました。途中、カフェを3軒ハシゴしながら(笑)。
さて、会場の雰囲気についてご報告。
最も会場が感動で盛り上がったのは、優勝した村主の演技終了後。
その次に感動で沸いていたのが、実は4位の恩田。
男泣きのような恩田にもらい泣きしている観客もいました。
もちろん、注目の浅田の演技にも会場は大沸き。
最初のジャンプから観客のボルテージは最高潮。圧巻でした。
もっとも、人間ドラマとしては上記の2人に軍配があがっていました。
スタンディング・オベーションが自然発生していましたし。
中野の演技にも会場は盛り上がっていました。
ところが、観客の予想を裏切り点数がかなり低かった。
会場は疑問の声とブーイングでざわざわ。
誰もが「ええっ?」という感じでした。
もともと代表になる筋書きのない中野を代表選考から落とすための点数操作か?と思ってしまう方も多かったのでは?
トップ6人では一番目に登場した荒川。
代表はまず間違いない、という貫禄の演技。
点数が出るまでに結構時間がかかっていました。
ラストに演技した安藤。
頑張っていましたし、観客も心配そうに見守っていました。
やはり彼女が五輪に行かないわけにはいかないのでしょう。
(↑いろいろな意味で)。
さて、トリノに行けない中野と浅田。
今回これほど女子フィギュアが盛り上がったのは、この2人の活躍、番狂わせがあったからでしょう。お疲れさまでした。中野が少しかわいそうな扱いになっているのが気がかりですが……。
浅田真央はトリノ五輪には出場できない。
しかし、彼女は出ても「伝説」、出なくても「伝説」になるでしょう。
周囲の大人が「特例で真央ちゃんを五輪に!」と騒いでいるなか、
最も冷静なコメントをしていたのが浅田自身だった。
選手としての品格も超一流。さわやかな言動。
連盟、お姉さま方への配慮も超一流(笑)。
(演技終了後、花束を拾って届けるちびっ子スケーターの一人ひとりに「ありがとう」と声をかけている姿も印象的でした)。
一連の彼女の言動をみていて思い出したのは、なぜか松井秀喜。
夏の高校野球で明徳義塾高の5打席連続敬遠を受けたときの松井の言動です。
怒る大人たちが騒ぐなか、誰かを非難する言葉もなく立派でした。
松井はこの5打席連続敬遠で「伝説」になったと私は思っている。
誰もがホームランを見たかった。
そのホームランを見ることはできなかったけれど、ホームラン以上に「一流選手」であることを印象付けた松井。
トリノ五輪では浅田の演技が披露されることはないが、「いないことでの存在感」を誰もが感じることになるのではないでしょうか。
ところでJOC。
今ごろ、浅田にシンボルアスリート契約を持ちかけているのかなー。
まだ15歳。あまり商業的なことに巻き込まないであげてほしいなー(願)。
フィギュア速報@代々木
全日本選手権・女子シングル(最終日・総合順位)
1位 村主
2位 浅田
3位 荒川
4位 恩田
5位 中野
6位 安藤
Happy Xmas♪ [映画]
箸にも棒にもかからなかった存在が急に気になり出す……。
そんな経験ってないですか?
2005年も残すところあとわずか。
今年、最も気になった俳優がキウェテル・イジョフォーです。
クリスマスにぴったりの映画「ラブ・アクチュアリー」に結婚式を挙げる男性役で出演していた俳優と言えば、皆さん分かるでしょうか。
パッケージにも登場しないチョイ役だったので、この映画では印象に残らなかったのですが……。
↓この映画を観て、「これは誰!?」と気になったのが彼です。
今秋、イギリスで公開された「キンキー・ブーツ」。
ローラというドラッグクイーン役を見事に演じていました。
演技と歌が素晴らしいー♪
この映画自体も、観終わった後にハッピーになれるイチオシの作品です。
閉鎖寸前の老舗の靴工場を立て直すというストーリー。
現代人が忘れがちな「ものづくり」の精神も思い出させてくれます。
旅行中に何気なく観たら、大当たり♪の作品でした。
映画「カレンダー・ガールズ」のプロデューサー、脚本家らによる新作。
日本で早く公開されるといいのですが……。
そんなわけで(?)、彼が出演していた「ラブ・アクチュアリー」を観直しています。
きょうはクリスマス・イブ。
「ラブ・アクチュアリー」を観るのにおすすめの日。
(イギリスのクリスマスはあんなに明るくはないけれど……笑)。
皆さんに、Happy Xmas♪
「キンキー・ブーツ」の公式サイト ↓
http://www.thefilmfactory.co.uk/kinkyboots/index_flash.html
インデックス(10月) [インデックス]
10月分の我が日記のインデックスをつくりました。
(以下、目次です↓)。
【10月】
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iPod強盗(28日)
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これは誰のクルマでしょう?(27日)
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旅の準備(26日)
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遅めの夏休み(25日)
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インデックス(9月)(24日)
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ウォレス&グルミット、観てきましたー(23日)
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皇帝ペンギンのDVD発売(22日)
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バージョンアップ! 私はダウン?(20日)
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ゲイの首相秘書官(19日)
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のど、やられました(17日)
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忘れていました……(16日)
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自転車泥棒(15日)
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裏付け写真?(13日)
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電車男&電車女@香港(12日)
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電車男@香港(11日)
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食べ歩き編@香港ディズニー(10日)
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ネズミーランド@香港(怒)(9日)
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ニセモノ ノ トケイ(8日)
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24@香港 プロローグ(7日)
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わーい♪ 当選♪(6日)
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香港滞在24hours(5日)
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Next Year ……(4日)
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睡魔と闘いながら♪(4日)
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iPod nanoその後(3日)
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素敵な泥棒映画(2日)
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ミニミニ大作戦(1日)
対岸のスト [news&topics]
NYの地下鉄・バス(MTA)の労組が25年ぶりに全面スト。
今の日本では考えられないですよねー。
東京でそんなことをしたら世間が許さない(笑)。
ストといえば、思い出す2002年11月の英国。
こんなのアリなのか?というストを目の当たりにしました。
消防士がストですよ、消・防・士が。
それも賃金40%アップを政府に要求して、ですよ。40%!
まず11月13日に25年ぶりのストに突入(この時は48時間のスト)。その後も大モメ。日本を旅立ち、たまたま滞在したホテルが偶然にも労使交渉の会場になっていて、プレスコット副首相らが出入りしていました。
11月22日早朝、消防士連合(組合)が2度目のスト突入。今度は8日間連続。
確か朝7時半ぐらいに交渉が決裂し、スト突入決定。ホテルの前の道路にはあちこちから消防車が集まってきてサイレンを鳴らし、TVも中継したりで大騒ぎ。平和なニッポンからやってきた日本人は火事かと思うじゃないですか、まったく……。
当時のメモを見返してみると、「テレビのレポーターが立ちレポやったり、消防車が集まってきたりとお祭り騒ぎ」と書いてあった(笑)。うん、なんだか楽しそうだったんだもん。ストには縁遠い世代ですから、物珍しくて。
この消防士のスト突入に伴い、ロンドンでは多くの地下鉄が駅を封鎖。深い場所を走る路線やホームなどで火災が生じたときに乗客・乗員の安全が確保できないという理由からです。
さて、消防士の代わりに誰が消火活動をするのかというと……英軍です。
しかし、英軍兵士も万能ではないわけで。
日本人の感覚からいえば、こんなストは国民の支持を得られないと思うのですが、さすがは労働者の権利意識が強い国。
もちろん問題はありありで、ストの最中に火災で死亡者が出たケースもありました。さすがにメディアも「いい加減にしろよ」論調になってきましたが、それでもストをやっていましたね、彼らは。
火事が発生しても駆けつけない消防士。
モラルやプライド、いや職業意識以前に人としていかがなものかと……。
消防士にもストを行使する権利が認められているとはいえ。
(↑そもそも、これがおかしくないか?)。
で、消防士たちは何をやっているかというと、寒い中、消防署の前でドラム缶で焚き火をしながらピケをはっているわけですね。おもしろいので、あちこちの消防署を見て回ったのですが(私もヒマだなー)、驚いたのはどの場所でもそばを通過するクルマが応援のクラクションを鳴らして走り去っていくのです。
とにかく、国民性の違いを実感した体験でした。
はてさて、2日目に突入したNYのストはどうなるのでしょうか。
今回は消防士ではないし(笑)、対岸のストは火の粉をかぶらない遠くから安心して見ていられるけれど(すみません……)。
冬に聴きたくなる1枚 [音楽]
冬になると聴きたくなる1枚です(笑)。
『At the "Golden Circle" in Stockholm Vol. 1』
Ornette Coleman
ジャケットも音楽も秀逸です。
いつ眺めても、聴いても素敵♪
(Vol. 2もあります)
惰性で買ってしまうミステリー [飛行機]
パトリシア・コーンウェルの新刊『神の手』(上)(下)が出たようです。
この数年間、クリスマスの時期に合わせて出てくる『検屍官』シリーズの新刊です。書店に並び始めると年の瀬を感じてしまいます。
普段、ミステリーものはあまり読まない(時間がなくて読めない)のですが、これだけは1冊目からずっと買い続けています。
主人公の女性のキャラが魅力的です。
好きなヘリコプターが「ベル」社製というところに共感を持ってしまいます(笑)。でも、きっとこれは著者のパトリシア・コーンウェルの趣味なんでしょうね。
ベル社のヘリコプターは見た目も機能も素晴らしい。防災、消防、救助ヘリとしても大活躍しています。
おっと、話がずれてしまいました(笑)。
登場人物がそれぞれ魅力的なのは、完璧な人間として描かれていないからだと思います。それぞれが内面に孤独や問題を抱えていたりして。
もし映画化されるならば、マリーノ役は私のなかではロバート・デ・ニーロです。
『パトリシア・コーンウェルの食卓』
体にいい酒? [世界の食]
イタリアの酒『リモンチェッロ』です。
レモンのリキュールです。アルコール度数は30度以上。
冷凍庫で冷やしたものをストレートで食後にいただきます。
飲むのは必ず、食事、デザート、そしてエスプレッソの後です(by イタリア人)。
締めの一杯ですね(でも私はエスプレッソで締めくくりたい……)。
イタリア人によると、消化を助けてくれるなど体にいいらしい。
「体にいいんだよね」と言って最後に飲むその気持ち、よく分かります(笑)。
これでチャラにしちゃえ~って。
確かに翌朝はすっきり起きられたような……。
いろいろなリモンチェッロが売られています。星型のボトルがかわいい。
@北イタリア・クネオの街角
アマルフィー産を選びましょう。
日本でも売っているので、忘年会シーズンにいいかも。
トリノ五輪などでイタリアへ行かれる方は、現地で試してみてはいかがでしょうか。
Jazzyなクリスマス・ソング♪ [音楽]
大量破壊兵器を見つけに行こう! [news&topics]
さあ、またまた職場では開きにくい画像です(ごめんよー)。
これも、あの航空会社の広告ポスター。
「大量破壊兵器を見つけに行こうぜ!」てな感じの皮肉です。
そう、イラク戦争開戦の「最大の根拠」をおちょくったコピーです。
イージー・ジェット、怖いものなしです(笑)。
いくら探しても見つからないことを痛烈に、ユーモアたっぷりに皮肉っています。
下には、バカンスへ行くのに最も安い運賃という意味のことが書かれています。
一時期(03年)、英国の街中あちこちに貼られていました。
(ブレア首相がイラク戦争に参戦した大義、攻撃の最大理由が「大量破壊兵器」の存在だった)。
もちろん「大量破壊兵器」ではなく、「楽しみ」「気晴らし」を見つけに行こう!と呼びかけている内容です。
昨日のブログはかわいいペンギンの画像だったのに……。
ああ、暖かい国でバカンスしたいな~(遠い目……)。
【ご参考まで】
ブッシュ大統領は今月14日、イラクの大量破壊兵器に関する情報の多くが結果として誤っていたことを認める発言をしました(もっとも、彼が言いたかったことは「情報は誤っていたけれど、フセイン政権打倒の決断は、正しい決断だった」という開戦の正当性)。
イージー・ジェットについての過去の日記です。↓
★ハダカ解禁!?(11月22日付)
★一肌脱ぐ(11月25日付)
皇帝ペンギンDVDが届く♪ [映画]
寒波の襲来とともに体調を激しく崩した今日この頃。皆さん、お元気ですか?
映画「皇帝ペンギン」のDVDが届きました。
パッケージがとてもかわいい。しっかりしていて、手触りもよいです。
↑箱から出したDVDケース(青のほう)と解説ブック(白のほう)。
豪華です。特典ディスクの内容も素晴らしー。
メイキングのドキュメンタリー「撮影日誌」が53分間も♪
それにリュック・ジャケ監督のTV用ドキュメンタリー「南極の春」(53分間)も♪
さらに監督やスタッフへのインタビューが40分間も♪
そのほか、いろいろ特典映像がついています。
購入したのは期間限定の豪華スペシャル・パッケージだそうです。
注文があるならば一つだけ。
映画本編に英語のナレーション・ヴァージョンを入れてくれていたら完璧でした。
英語版では俳優のモーガン・フリーマンがナレーションをしています。
うーん、いぶし銀の声でも観てみたいっ。
体感温度がさらに下がりそうな映像ですが、頑張って観てみまーす。
悪化するかな……(ぶるぶる)。
←こういう箱に入っています。
建築家とは……手帳より [news&topics]
来年用に買ってあった手帳をパラパラめくっていると……。
こんな格言が載っていました。
著名な建築家、フランク・ロイド・ライト氏の言葉です。
The physician can bury his mistakes,
but the architect can only advise his client to plant vines.
Frank Lloyd Wright, 1869-1959
American architect and writer
うーん……。含蓄ある一言です。
ユーモアを交えた言葉だと思いますが、今の日本では笑えません。
さすがの巨匠フランク・ロイド・ライト氏もあんな建築士が現れるとは思ってもいなかったでしょう。ミスどころか、偽造ですからね……。
偽造していた建築士が姉歯氏以外にいないことを祈るばかりです。
ところで、この手帳。
この数年、愛用しているシリーズですが、1週間ごとに載っている名言・格言がいろいろあっておもしろい。説教じみたものはあまりなく、「ほえ?」と笑ってしまうものがあったりします。
こんなのとか(笑)。 ↓
The best cure for insomnia is to get a lot of sleep.
W.C.Fields, 1880-1946
American humorist
さ、寝よ、寝よ。
サッチャー首相のXmasソング [Arts&culture]
先日の続きです。
(『Merry Christmas Maggie Thatcher 』12日付)
この歌には「It's bloody Maggie Thatcher and Michael Heseltine」というくだりもあります。
もし、日本から観に行かれる方がいらっしゃるならば、この時代の予習・復習をされていくことをお勧めします。歌詞をより一層楽しむことができると思います。
マイケル・ヘーゼルタインって、久しぶりに聞いた名前でした。
(サッチャー政権での国防相←のちにサッチャー首相と対立し、国防相を辞任。サッチャー首相の党内最大の政敵と言われ、サッチャー首相の辞任のきっかけを招いたとされる政治家)。
子役の女の子がかわいい声で「オー、マイ・ダーリン ヘーゼルタイン♪ あんたなんか、ただの保守党の豚よっ!」と歌う場面もあり、日本人からすれば「ひえ~っ」って感じでした。ここは笑うべきところなのか?それとも笑っちゃいけないのか?(ドキドキ)。厳密に言えばそのフレーズの間にも、放送禁止用語であろう言葉でののしっています←このブログでは自主規制で載せません(笑)。
誤解のないようにお伝えしておきますが、ブログではこの曲の背景と内容にスポットを当てただけで、ミュージカルはこの曲も含め、英国産ミュージカルでは間違いなく最高傑作の一つです。ロンドンでミュージカルを観る機会があれば、ぜひとも。おすすめです。
演出、音楽、歌詞、ダンス……どれをとっても緻密な計算がなされた完成度の高い舞台です。
先日のブログのコメント欄にも書きましたが、ミュージカル「ビリー・エリオット」では炭鉱労働者たちの歌の歌詞が舞台の重要な軸になっています。なかでも、再び炭坑のなかに戻っていくシーンと歌は泣けます。
炭鉱労働者と警察との衝突と、バレエ、ビリーの感情とのコントラストも素晴らしい(映画では味わえない、舞台ならではの演出になっています)。
Merry Christmas Maggie Thatcher [Arts&culture]
クリスマス・ソングといえば、心温まる曲ばかりですが……。
『 Merry Christmas Maggie Thatcher 』
これが今春、物議を醸したクリスマス・ソングです。
(放置したまま書くのを忘れていましたー。さりげなく再エントリー)
Maggieは、マーガレット・サッチャー元首相の愛称です。
先日、ブログで紹介した新作ミュージカル「ビリー・エリオット」(映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版)で歌われるナンバーです。作詞はLee Hall、作曲はSir Elton John。
ミュージカルでは、1984-85年の長期炭鉱ストの時代が描かれています。
このクリスマス・ソングは、当時のサッチャー首相を批判する歌です。
いや、批判というか、もっと強烈。
↓サビの部分の歌詞をご紹介。
Merry Christmas, Maggie Thatcher
May God's love be with you
We all sing together in one breath
Merry Christmas, Maggie Thatcher ←←←ここから衝撃の歌詞に。
We all celebrate today
Cos it's one day closer to your death
そう、サッチャー首相の死を心待ちにしているという内容の歌詞なのです。
このサビを何度も繰り返して歌います。子役たちも一緒に大合唱。
舞台にはサッチャー元首相の大きな人形も。
今春。このミュージカルのプレビュー後、新聞各紙は大騒ぎ。
現在80歳のサッチャー元首相は、2003年に夫を亡くしてから体がずいぶんと弱ってきていると言われていました。そんななか、このような歌が突然、それもミュージカルの舞台で歌われるということに、観客やメディアはショックを受けたようです。
しかし、今もステージや歌には変更がありません。
このあたりは、英国の真骨頂ですよねー。
日本ならば間違いなく、変更か打ち切りでしょう。スポンサーもつかないだろうし。
で今、最も人気のあるミュージカルです。
同じ「ビリー・エリオット」ですが、ミュージカルは映画よりもはるかに政治的です。
彼女の政策をきちんと批判するような内容の歌詞だけにすれば問題ないのに……と、私なんかはつい思ってしまうのですが、あの炭鉱スト時代の炭鉱労働者やその家族の怒りというものは、こういう歌で表現するしかなかったのかもしれません。
つづく。
ついに日本デビュー♪ [音楽]
James Blunt
『Back to Bedlam』
12月7日、日本盤がついに発売されました。
特に気に入っている曲は『Goodbye My Lover』。
それにしても、日本での売り出しコピーには笑ってしまいました。
「イギリスの吟遊詩人」だそうです(←ある意味、真似できないセンスです)。
↓James Bluntについて以前に書いた日記です。興味のある方はどうぞー。
「You're beautiful♪」(8月6日付)
ジェイムス・ブラント、試聴はこちらの公式サイトでできます。↓
http://wmg.jp/artist/jamesblunt/WPCR000012193.html
DVD大人買い? [映画]
DVDって本当に安くなっていますね。
先日、映画の話をしていた時のこと。「安いのでAmazonで10枚くらいまとめ買いした」という話をしていたら、「大人買い、ですね」と言われてしまった。初対面の方だったが、きっと下品な買い方をする人間に見えたのだろうなー。まあ、私は上品ではないので(笑)、それはそれでいいのだけれど……。
「アリーmy Love コンプリート・セット」
(Amazon.co.jpオリジナル仕様パック)
以前、小林信彦氏が「製作総指揮・脚本を担当するデイビッド・E・ケリー氏は恋愛の絶望を知っている」という趣旨の文章を書いて絶賛していました(ただし、シリーズ1、2に対しての評価だったはず)。
50%オフが魅力的です。
シーズン1から5までの全シリーズ。全113話。
5万1450円が→2万5725円なら安いですよね。
ああ、やはり買ってしまいそう……。
観る暇はあるのかということは考えずに。
私は普通の買い物をしているつもりだけど、これも「大人買い」と軽蔑されるのでしょうか……。きっと遺伝なのでしょう。ウチの親は昔、LPを100枚まとめ買いしたツワモノです(←しかも本人たちは1枚ぐらいしか聞いていないと思われ……)。
新聞サイトにもピュリツァー賞 [news&topics]
ピュリツァー賞が2006年から、ジャーナリズム全14部門でオンライン版の記事やビデオなども選考対象にするそうです。
まだ対象ではなかったのですねー。意外でした。
↓ 詳しく知りたい方はどうぞ。
Associated Press
http://hosted.ap.org/dynamic/stories/P/PULITZER_RULES?SITE=SALEM&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT
CBC News
http://www.cbc.ca/stories/2005/12/07/Arts/pulitzer-online-051207
粉雪 [雑感]
これって誰が歌っているのだろう?と気になった曲です。
なんでもヒット曲らしいのですが、私はごく最近知りました。
「粉雪」 レミオロメン
サビしか聴いていないけれど……。
で、このレミオロメンさん。
何度も名前を見かけても、正確に覚えられません(笑)。
つい「レミオメロン」と読んでしまいます。
カタカナに弱い私だけでしょうか……。
おおっと、忘れていました [音楽]
Fairytale Of New York [音楽]
「Fairytale of New York」
The Pogues
(アルバム『The Very Best of the Pogues』に収録されています)
きょう偶然、今年初めてのFairytale of New Yorkを耳にしました。
この曲が流れると、ああクリスマスがやってきたなあ、という気分になりますよね。
数日前に紹介したCD『Christmas Hits』にも入っています。
実はNYに行ったことがありません(泣)。
それどころかハワイにも。
というか、米国の地を踏んだことがありません。
給油や乗換えでアンカレッジとロスの空港には立ち寄ったことがありますが、正式には入国していないのです(再び涙)。
縁がない、ということなのでしょうか……。
いつかNYのクリスマス・イルミネーションをこの目で見たいなー。
My Funny Valentine [音楽]
トリノ五輪に向けて、フィギュアスケートが盛り上がっていますねー。
(個人的には村主章枝を応援)。
NHK杯での安藤美姫、フリーで使っていた曲は「My Funny Valentine」。
この曲、数多くのアーティストが歌ったり、演奏したりしています。
有名なのは、この3枚かな。まずは、
「My Funny Valentine」 Chet Baker
私は、こちらも結構好き。
「My Funny Valentine」 Miles Davis
そして忘れてはいけないのが、これ。
Bill EvansのMy Funny Valentine。
「Undercurrent」
Bill Evans
(with Jim Hall)
人それぞれ、お気に入りの「My Funny Valentine」があると思いますが、安藤美姫にはMiles Davisヴァージョンのほうがいいような気がします。なんとなく。フリーで使った静寂な雰囲気のヴァージョンでの表現は、17歳の彼女には少し難しいのでは?(村主なら表現しきれると思いますが……)。さらに言えば、今回も選曲ミスでは……。安藤にはもっと元気のいい曲が合うと思います。
「My Funny Valentine - Sting At The Movies」
Keith JarrettのMy Funny Valentineもお薦め♪
「Still Live」
Keith Jarrett Trio
女性が歌っているものでは、Shirley Hornがいいかも。
「I Remember Miles」
Shirley Horn
Ella FitzgeraldのMy Funny Valentineも有名です。
「Pure Ella The Very Best of Ella Fitzgerald」にも入っています。
えー、キリがないのでこの辺りで……。
小泉チルドレン [news&topics]
昨日の日記で何を言いたかったかというと……。
今週発売の「週刊文春」を読んでいたら、コラムニストの清野徹氏が的を射たコメントをしていた。小泉チルドレンという〝新語〟について「(前略)メディアはからかいで名づけたのに、小泉はそれさえ利用して大衆を御していく。(後略)」と。
そうなのである。「小泉劇場」もしかり。
本来は、当事者たちが嬉々として自ら発すべき言葉ではないのだ。
以前、知り合いの官僚が二言目には「××の子飼い、というのはやめてくださいよ~」と言ってきたことがある。
幹部だけど、周囲からはどうみても「子飼い」だし(笑)、別に目くじらを立てるようなことではないと思って言い続けたのだが(笑)、本人にしてみれば、これだけは譲れない部分だったらしい。
「子飼いって言いますけど、私はこれでも一人前です」。自分に関してはどんな批判でも受けるが、「子飼い」だけは勘弁してくれという主張だった。正直、細かいこと言うなあ、と思っていたが、そこには官僚としての気概やプライドがあったのだろう。
翻って、嬉々として「私は小泉チルドレンです」と言い放つ国会議員たち。
もちろん、自嘲的な含みはない。
彼らには気概やプライドはないのか?
いろいろな批判はあるにせよ、選挙の洗礼を受けて当選した人々である。
メディアなどから「小泉チルドレン」と呼ばれたら、「自分はチルドレンじゃないっ!」と抗議するくらいのプライドを持ってほしいと思うのは私だけだろうか……。ああ、早く大人になっておくれ(願)。
そもそも、「チルドレン」というカタカナがいけないのではないだろうか。
「子飼い」とでも呼ばれれば、彼らも揶揄されていることに気がつく?
関係ないが、同じ文脈で「ニート」という言葉も危険だと思う。
その語感からは危機感が伝わってこない。
カタカナは場合によっては物事を曖昧にしてしまうような気がする。
ところで。
流行語大賞トップテンに「刺客」も選ばれたが、受賞者は「該当者なし」だった。
あー、よかったー。私が刺客で~す♪という議員が出てこなくて。
自民党にも一抹のプライドが残っていると思いたい。
小泉劇場 [news&topics]
今年の流行語大賞に「小泉劇場」が選ばれた。
それはいいとして……。
受賞者が武部勤幹事長なのはなぜ?
違うだろ~(笑)。
マスコミ(もっと言えば民放)に贈るべきではないのか?
あ、皮肉になるからダメなのかな(笑)。