天ぷらと3時のおやつ@調査捕鯨船 [news&topics]
鯨は小学校の給食で出たのを食べたくらいで、それ以降は食べていないのですが、最近また捕鯨問題が国際的に大騒ぎになっていていろいろとムカつくこともあります(あっ、長年の捕鯨問題の背景と実情に詳しくないのでスルーできる方だけ読んでいただければ)。
今回の「シー・シェパード」による調査捕鯨船アタック&乗り込みもそう。劇薬を投げつけ、スクリューにロープを巻きつけるなどやりたい放題です。
それで勝手に乗り込んでおいて、「日本が人質をとった!」とメディアに向かって大騒ぎするシー・シェパード。引き取ってくれ、と日本側が頼んでいるのに、「連絡は来ていない」とか「人質をとるテロリストとは交渉しない」とか「拘束されて暴力を受けている」とか、まともじゃないですよ。
だいたい外国には弱腰の日本がそんな強硬な対応をするわけがないということは、悲しいかな、日本人が一番よくわかっているわけで、ありえないこと。ロシアや中国だったら彼らは乗り込む時点で撃たれていたと思いますが、日本はそんなことしませんからね。
まあ、こういう過激な活動家というものはどこの国にもいるわけで、一般人は「あーあー、あいつらはまたあんなことしちゃって……」と引いて眺めているものです。
しかし、そう思ってのんびり眺めていたら……。
どうも現地発のニュースなどを読んでみるとオーストラリアではそうでもないようなんですよね……。そうだそうだ日本人は野蛮でひどい人種だ、というムードが一般人にも漂っているとか。ええーっ!
だって船を襲撃したほうがどうみてもテロ行為。
そんな「テロリスト」に「テロリスト」と呼ばれる日本……。
日本はもっと怒れよっ!と思いますが、一方で、相手にするとシー・シェパードの思うつぼのような気もします。彼らはアピールが命ですから。日本が怒ればますます注目される。そう考えると、冷静に彼らの蛮行を失笑するほうがいいのかもしれません。ささ、お子ちゃまたちは元の船に帰ろうね、と。(でも、やはり日本政府には世界に向けて毅然とした態度を見せつけてほしい……シー・シェパードの言った者勝ちにならないように)。
世界各国が今回の騒動に注目していますが、シー・シェパードがまともではないとわかってくれる人が多いことを願います。
今回の捕鯨問題とは関係なく、いろいろな国で内政の問題から目をそらすためになんとなく日本バッシングの機運が高まっているような気がしてならないのは杞憂でしょうか?
ほとんど情報戦のようになっていて、私もあくまでも報じられるニュースの範囲内での感想なのですが……。
さて、そんななか思わず笑ってしまったのが、拘束された2人にはリクエストにこたえて天ぷらが振る舞われ、3時のおやつも出しているというニュース。
天ぷらを要求するとは……。
あすはスキヤキ?
2人への献立も公開されている~(笑)。
http://icrwhale.org/080115informationJp.htm
デザートにホットケーキまで食べているっ!
「天ぷらを食べたい」と言ったのかぁ……。
シー・シェパードの活動家なので食事を出しても勝手にハンストして「食べ物を与えてくれなかった!非道な扱いを受けた!」戦法でくると思いましが。
船長も彼らのためにメニューを工夫するとか。
日本のおもてなし文化で懐柔しちゃえ~!(笑)。
でもこうして日本側が手厚くもてなしていることは、オーストラリアでは絶対に報道されないんだろうなあ……。