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五輪フィギュアで金を獲得する方法 [news&topics]

すごいですね~。女子フィギュアスケートの盛り上がり。
あいさつ代わりの話題になっていますし。

さてさて、本題に。
持っている本の中にたまたま、「フィギュアスケートで五輪の金メダリストになる方法」(How to be an Olympic gold medalist in figure skating)というページがあったのでご紹介。米国人(←ここが重要)が書いた本です。

The Best-Case Scenario Handbook『The Best-Case Scenario Handbook』
John Tierney (著)  2002年出版

すごいです。
「フランスの審判に花を贈りなさい」とか「フレンチ・レストランに招待しなさい。第2次世界大戦でのフランスの軍事功績について論議することは避けましょう」とか。「花には、フランスの文化への愛情を表現したメッセージを添えなさい」などと、実に丁寧なアドバイスです。

もちろん、本気にしてはいけません(笑)。
シャレというかユーモアというか、皮肉というか……。
この本は、日本でも翻訳された『The Worst-Case Scenario Survival Handbook』(日本版『21世紀サバイバル・バイブル―自然災害から犯罪まで、危機を生き延びる秘策と心構え』)のパロディです。

最悪の状況に遭った場合の対処法を解説した危機管理本をパロディ化し、「最高の状況」に遭遇した場合の対処法を教える(笑)一冊です。

最高の状況の想定が笑えます。
普通の人生においては、まずあり得ない想定ばかり……。
「酔っ払い運転のビル・ゲイツが車に追突してきて『警察なしでなんとかなるよね……』とつぶやいてきた場合の対処法」
「うぬぼれたレストランでタイムズ紙の料理評論家と間違われた際の対処法」
「サンタクロースが実際に現れた際の対処法」
「アカデミー賞の受け取り方」
「英国の君主になる方法」
などなど。
それぞれのシナリオがこれまた笑えます。

「シャトー・ぺトリュスの貯蔵所(セラー)で偶然カギがかかってしまって閉じ込められたら何をするか」という想定では、「まず、助けを呼んではいけない」。そして「選び抜こう。1961年ものに集中しなさい」などと続きます。真面目なのかギャグなのか、それが表裏一体なのがこの本の魅力です。

著者はNYタイムズのコラムニスト。
米国人が何を幸せと感じるのか垣間見える一冊です(笑)。
「フィギュアスケートで五輪・金メダル」の位置づけは日本以上!?


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