SSブログ

トリノは「チョコ」トリオで [news&topics]

「スケートというよりは揉め事が好きなんだろー?」

ええ、そうです(笑)。
はるちー関係者にはバレバレですね。へへっ。
揉め事が私を呼んでいる……。

行ってきました。
25日のフィギュアスケート全日本選手権大会(女子シングル・フリー)。
中野という新星の登場、安藤の不調などで、
大揉めに揉めたトリノ五輪の代表選考。
最終選考はこの大会までもつれ込みました。

終わってみれば、代表には予想通りの村主、荒川、安藤。
JOCのシンボルアスリートに選ばれている3人。
ロッテのCM「トリオ」です。
JOCもスポンサーも電通もほっとしたことでしょう(笑)。

プライベートではめっぽう腰が重い私ですが、チケットを入手していたのでせっかくだからと代々木競技場まで頑張って行って参りました。途中、カフェを3軒ハシゴしながら(笑)。

さて、会場の雰囲気についてご報告。

最も会場が感動で盛り上がったのは、優勝した村主の演技終了後。
その次に感動で沸いていたのが、実は4位の恩田。
男泣きのような恩田にもらい泣きしている観客もいました。

もちろん、注目の浅田の演技にも会場は大沸き。
最初のジャンプから観客のボルテージは最高潮。圧巻でした。
もっとも、人間ドラマとしては上記の2人に軍配があがっていました。
スタンディング・オベーションが自然発生していましたし。

中野の演技にも会場は盛り上がっていました。
ところが、観客の予想を裏切り点数がかなり低かった。
会場は疑問の声とブーイングでざわざわ。
誰もが「ええっ?」という感じでした。
もともと代表になる筋書きのない中野を代表選考から落とすための点数操作か?と思ってしまう方も多かったのでは?

トップ6人では一番目に登場した荒川。
代表はまず間違いない、という貫禄の演技。
点数が出るまでに結構時間がかかっていました。

ラストに演技した安藤。
頑張っていましたし、観客も心配そうに見守っていました。
やはり彼女が五輪に行かないわけにはいかないのでしょう。
(↑いろいろな意味で)。

さて、トリノに行けない中野と浅田。
今回これほど女子フィギュアが盛り上がったのは、この2人の活躍、番狂わせがあったからでしょう。お疲れさまでした。中野が少しかわいそうな扱いになっているのが気がかりですが……。

浅田真央はトリノ五輪には出場できない。
しかし、彼女は出ても「伝説」、出なくても「伝説」になるでしょう。

周囲の大人が「特例で真央ちゃんを五輪に!」と騒いでいるなか、
最も冷静なコメントをしていたのが浅田自身だった。
選手としての品格も超一流。さわやかな言動。
連盟、お姉さま方への配慮も超一流(笑)。
(演技終了後、花束を拾って届けるちびっ子スケーターの一人ひとりに「ありがとう」と声をかけている姿も印象的でした)。

一連の彼女の言動をみていて思い出したのは、なぜか松井秀喜。
夏の高校野球で明徳義塾高の5打席連続敬遠を受けたときの松井の言動です。
怒る大人たちが騒ぐなか、誰かを非難する言葉もなく立派でした。

松井はこの5打席連続敬遠で「伝説」になったと私は思っている。
誰もがホームランを見たかった。
そのホームランを見ることはできなかったけれど、ホームラン以上に「一流選手」であることを印象付けた松井。

トリノ五輪では浅田の演技が披露されることはないが、「いないことでの存在感」を誰もが感じることになるのではないでしょうか。

ところでJOC。
今ごろ、浅田にシンボルアスリート契約を持ちかけているのかなー。
まだ15歳。あまり商業的なことに巻き込まないであげてほしいなー(願)。


nice!(3)  コメント(8)  トラックバック(4) 
共通テーマ:ニュース