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being there [映画]

謎のピアノマン騒動を見ていて思い出した映画。
チャンス

どんなに調べてもさっぱり分からない身元。
スーツのタグを調べる→ますます謎が深まる。
周りが勝手に盛り上がる。

ピーター・セラーズ主演の「チャンス」です。

主人公は孤児の庭師。
富豪に拾われ、数十年間にわたってひたすら庭いじり。
外の世界は知らない。友人は「テレビ」だけ。
学校に行ったこともなければ、読み書きもできない。
ある日、老いた主人が亡くなり、彼は生まれて初めて外の世界に足を踏み出す。

彼は言葉で会う人、会う人に感銘を与え、魅了する。
(彼が話した言葉を周囲の人々が勝手に解釈し、勝手に感動している)
「彼はいったい何者なのだ?」。政財界、マスコミも大騒ぎ。
しかし、メディアや大統領、諜報員らが調べても、情報は何一つ出てこない。
彼は一躍、時の人に。
そして、ついにアメリカ大統領候補にされてしまう。

ピーター・セラーズにはこの作品でオスカーをあげてほしかった……。
彼は映画が公開(1979年)された翌年、亡くなる。享年54歳。


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