マンマ・ミーア! [映画]
私の独断と偏見のイギリス人観察(笑)で感じたイギリス人の特徴のひとつに、
「イギリス人のアバ好きは異常」
というものがあります。異議は認めませんっ(笑)。
アバの曲が流れてきたら、脊髄反応で体が動くのではないかと……(言いすぎ?)。
10年ぐらい前に現地で「マンマ・ミーア!」のミュージカル舞台がスタートした直後は、確か、チケットが入手しにくいどころか、数か月先まで完売。劇場ではチケット売り場も閉まったまま。その数か月以降の予約も受け付けない、というような措置がとられていたときがあるほど。
↑スタイリッシュなスーツの英国紳士、ご年配の淑女も最後は総立ちで一緒に歌い踊るという、すごい光景を観たことがあります……。
ですから、映画「マンマ・ミーア!」が現地では、タイタニックを抜いてダントツの
歴代1位の観客動員数を達成したというのもうなずけます。
さて、その映画「マンマ・ミーア!」を観てきました。
いろいろな意味でおもしろかったです。
内容はエンディングまで舞台のストーリーに沿った流れ。
舞台と同様、映画もとても楽しめます。
海や風景がとても美しく、これは映画ならでは。
映画が好きという人は時間があるならば、
観ておくべき、いや、「目撃」しておくべき作品です(笑)。
前007のピアース・ブロスナンが「SOS」を歌い出したときは、おそらく、世界中の観客が心のなかで同じツッコミを入れたに違いありません。これは観ておかないと。
母親のドナ役のメリル・ストリープもすごいです。
年を考えると、すごいとしか言えません……。
舞台を観たときからの私のドナ役のイメージはずっと同じで、日本人がもし演じるならば「木の実ナナ」だろうと(笑)。肝っ玉母さんのイメージです。
メリル・ストリープはそのあたりの雰囲気を十分に出していたと思います。
日本のある映画評論家は「老人会の学芸会」を観ているようだったと斬り捨てていましたが、そもそもそういう視点で批判する作品ではないような気がします。
お祭り映画といいますか、みんなで笑って騒いで楽しむ映画といいますか。
まあ、ある意味、学芸会のノリといってもいいのかもしれませんが……。
舞台の、アバの、なんとなくダサい雰囲気をきちんと映画が引き継いでいる点は高く評価されるべきだと思います。若い美男美女のおしゃれな映画にしてしまっては、この作品のよさは伝わってこないでしょう。
ピアース・ブロスナンの代わりにヒュー・ジャックマンだったらもっとミュージカルらしいミュージカルになると思いますが、ブロスナンだからこそのおもしろさがあると言いますか……。
コリン・ファースもすごかった。いろいろな意味で。
ますます尊敬してしまいます。
大晦日の「ガキの使い」スペシャルの大和田伸也を思い出しましたもん(笑)。
特にエンディングのコリン・ファースは必見です。
これだけでも映画を観に行った甲斐があります。
コリン・ファース、かなり頑張ったと思います。
笑いながら観ていると、ほろりとくるシーンも。
映画館のなかでは、男性が鼻をすすって泣いていたような音も聞こえてきました。
女性が泣くシーンかと思ったら、意外と男性が泣くシーン???
ジュリー・ウォルターズとステラン・スカルスガルドはさすが。彼らは安心して観られます。
「A Hard Day's Night」(1965年)でピーター・セラーズがシェークスピア的に歌っていたことを取り上げて、「Winner Takes It All 」など、メリル・ストリープの歌い方もまるでシェークスピア的な歌い方だったと、海外の映画評論家が以前、ラジオで話していました。
一言でいえば、違和感がある、固い、ということなのだろうけれども、役者としてのまじめさがにじみでているあらわれなのかも? 日本人としては、メリルは歌もうまいなーと思う程度で……。彼女の「Winner Takes It All 」、よかったとおもいます。
映画を観たあと自宅で、6、7年前に買ったCD「アバ・ゴールド」を探しました。
でも、見つからない……(笑)。どこに片付けたのだろう。どこかにあるはずだが。
「イギリス人のアバ好きは異常」
というものがあります。異議は認めませんっ(笑)。
アバの曲が流れてきたら、脊髄反応で体が動くのではないかと……(言いすぎ?)。
10年ぐらい前に現地で「マンマ・ミーア!」のミュージカル舞台がスタートした直後は、確か、チケットが入手しにくいどころか、数か月先まで完売。劇場ではチケット売り場も閉まったまま。その数か月以降の予約も受け付けない、というような措置がとられていたときがあるほど。
↑スタイリッシュなスーツの英国紳士、ご年配の淑女も最後は総立ちで一緒に歌い踊るという、すごい光景を観たことがあります……。
ですから、映画「マンマ・ミーア!」が現地では、タイタニックを抜いてダントツの
歴代1位の観客動員数を達成したというのもうなずけます。
さて、その映画「マンマ・ミーア!」を観てきました。
いろいろな意味でおもしろかったです。
内容はエンディングまで舞台のストーリーに沿った流れ。
舞台と同様、映画もとても楽しめます。
海や風景がとても美しく、これは映画ならでは。
映画が好きという人は時間があるならば、
観ておくべき、いや、「目撃」しておくべき作品です(笑)。
前007のピアース・ブロスナンが「SOS」を歌い出したときは、おそらく、世界中の観客が心のなかで同じツッコミを入れたに違いありません。これは観ておかないと。
母親のドナ役のメリル・ストリープもすごいです。
年を考えると、すごいとしか言えません……。
舞台を観たときからの私のドナ役のイメージはずっと同じで、日本人がもし演じるならば「木の実ナナ」だろうと(笑)。肝っ玉母さんのイメージです。
メリル・ストリープはそのあたりの雰囲気を十分に出していたと思います。
日本のある映画評論家は「老人会の学芸会」を観ているようだったと斬り捨てていましたが、そもそもそういう視点で批判する作品ではないような気がします。
お祭り映画といいますか、みんなで笑って騒いで楽しむ映画といいますか。
まあ、ある意味、学芸会のノリといってもいいのかもしれませんが……。
舞台の、アバの、なんとなくダサい雰囲気をきちんと映画が引き継いでいる点は高く評価されるべきだと思います。若い美男美女のおしゃれな映画にしてしまっては、この作品のよさは伝わってこないでしょう。
ピアース・ブロスナンの代わりにヒュー・ジャックマンだったらもっとミュージカルらしいミュージカルになると思いますが、ブロスナンだからこそのおもしろさがあると言いますか……。
コリン・ファースもすごかった。いろいろな意味で。
ますます尊敬してしまいます。
大晦日の「ガキの使い」スペシャルの大和田伸也を思い出しましたもん(笑)。
特にエンディングのコリン・ファースは必見です。
これだけでも映画を観に行った甲斐があります。
コリン・ファース、かなり頑張ったと思います。
笑いながら観ていると、ほろりとくるシーンも。
映画館のなかでは、男性が鼻をすすって泣いていたような音も聞こえてきました。
女性が泣くシーンかと思ったら、意外と男性が泣くシーン???
ジュリー・ウォルターズとステラン・スカルスガルドはさすが。彼らは安心して観られます。
「A Hard Day's Night」(1965年)でピーター・セラーズがシェークスピア的に歌っていたことを取り上げて、「Winner Takes It All 」など、メリル・ストリープの歌い方もまるでシェークスピア的な歌い方だったと、海外の映画評論家が以前、ラジオで話していました。
一言でいえば、違和感がある、固い、ということなのだろうけれども、役者としてのまじめさがにじみでているあらわれなのかも? 日本人としては、メリルは歌もうまいなーと思う程度で……。彼女の「Winner Takes It All 」、よかったとおもいます。
映画を観たあと自宅で、6、7年前に買ったCD「アバ・ゴールド」を探しました。
でも、見つからない……(笑)。どこに片付けたのだろう。どこかにあるはずだが。
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