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英国史上初の自爆テロ [ロンドン同時爆破テロ]

やはり自爆テロだったようです。
それも自国民による……。

英国内で自爆テロが起きたのは初めて。
しかも実行犯4人は英国人。
パキスタン系だが、英国で育った若者らだ。

現地はこの事実にショックを受けているようです。
大衆紙のデイリー・ミラー紙の1面からも動揺がにじみ出ています。


Daily Mirror (13日付)

  「自爆テロ殺人者たち」
   彼らはごく普通の英国の若者4人だった。ごく普通の家庭で育った。
   ある者は19歳。ある者はクリケットをやっていた。両親がフィッシュ&
   チップス屋を経営している者もいた。いったい何が彼らを……。

クリケットもフィッシュ&チップスも英国を象徴するものです。

現地では「自爆テロ」という事実にも、かなり衝撃を受けています。

自爆テロを封じ込める手など、まだない。
空港並みのセキュリティ対策をいたるところで実施するのも不可能でしょう。

今回、実行犯を特定するのに活躍したのはCCTVと呼ばれる監視カメラ。
街中に張り巡らされ、通行人らを24時間ずっと監視する。
地下鉄やバスなどにも設置されている。
普通に生活していても、1日に100回以上はこのカメラに姿をとらえられるとも。
街をよく歩く人ならば、1日に300回も400回も姿を記録されるかもしれない。
ロンドンだけでも約50万台の監視カメラが設置されているとのこと。

警察は捜査のために、この映像を自由に使えます。
今回、こんなに早く実行犯を特定できたのもCCTVの威力が発揮されたからと言ってよいでしょう。分析の早さもさすがです。そのうち、実行犯たちの映像写真が公開されるでしょう。

このCCTVは犯罪の抑止力にもなります。
逃亡しても、まず特定されてしまうからです。
犯罪防止、犯罪捜査にとても役立っています。

もっとも、自爆テロの場合は後で犯人を特定できても、抑止力にはなりません。
死ぬつもりなのだから。

英国は「自爆テロ」対策という課題を突きつけられています。
もちろん英国だけでなく、日本も含めてですが。

打つ手はないものでしょうか……(ため息)。


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