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ボンドは女性にアピールする!? [news&topics]

「ボンド、ジェイムズ・ボンド」

往年の映画シリーズ「007」。
お約束の主人公ジェイムズ・ボンドが名乗るときのセリフです。

この007ボンドは魅惑的に描かれ、女性にもてるキャラなのですが……。

さて、もう1つのボンド。

Bondには「国債」の意味があります。

昨日のフィナンシャルタイムズ紙の記事に大笑いしました。

明らかに007のセリフを意識した書き出しで記事は始まります。

「The name is Bond, Japanese government bond.」

記事のテーマは、日本の財務省が『R25』という無料配布雑誌に打った広告。どんな広告かというと……。

私はその雑誌を見ていないのですが、記事によると、国債を持っているオトコは女性にもてる! というような個人向け国債販促広告だったらしい。結婚相手に選ばれたい男性は日本の国債を買おう!的な……。

ざ、財務省、人目につかないところで、なんという国債の販促(反則?…笑)キャンペーンをしているんだっ!(苦笑)。 

なんでも、「結婚相手にはお金に対する堅実さを持ち、安定性あるものに投資している男性を選びたい」という女性を5人登場させて、だから国債買おうよ!みたいな広告らしいです。

1つだけ、つっこんでいいですか?

欧州危機がそうですが、これだけ世界中で国債のデフォルト懸念が高まっている中、こんな広告を見て、何も考えないで国債を買っちゃうような男性……うーん、堅実か?(笑)。

反対に、経済に疎い人?という印象を持ってしまうような……。

いや、いいんですよ。国債買っても。

ただ、その広告に出てくる5人の女性が求めている男性って、無批判に国債を買っちゃう男性ではないと思う……。

女王陛下に命を捧げる007、ジェームズ・ボンドのごとく、「お国のために、自分の財産を差し出します」と国債を買っている男性だったらかっこいいけれど……それはアピールになるかも(笑)、彼女たちが求めているのはそういうことではないですよね? 

どちらかというと、彼女たちが求めているのは、「今、国債を買っても大丈夫かな」と考えられる男性だと思いますが、どうなんでしょう? そもそも私は彼女たちの心理がわからないが……。

はてさて、日本の国債が女性へのアピールのツールとなるか。
(なるわけねーだろ)←心の叫び。

ちなみに、フィナンシャルタイムズ紙の記事。

日本の国債の購入はアピールにはならないように見えると書きながらも、この政府のキャンペーンが成功すれば日本の国債市場への恩恵だけでなく、1972年のピーク時の3分の1落ち込んでいる結婚率を回復できるかもしれない、と嫌味?で締めくくっています。
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