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響12年を味わう [食べ物&飲み物]

塩梅。
私が好きな日本語の1つです。
そして、世界に誇ることのできる日本人の文化でもあり、微調整能力でもあります。

欧州のレストランで食事をすると、「塩梅ということがわからないんだな、この人たちは」と思うことがしょっちゅうあります。特に、ごはんのおいしくないイギリス!(笑)。

そんな欧州で日本よりも一足早く、
今年5月に先行発売されたサントリーの「響12年」。

日本でもようやく9月15日に発売されました。

ブレンデッドウイスキーです。

響には「17年」「21年」「30年」がありますが、
意外なことに、これまで「12年」ものは存在しなかったのです。

このお酒を飲む会を企画したサントリーさんからのお誘いで、
いそいそと会場に駆けつけました(笑)。
ウイスキーを飲んでブログを書いている8人ぐらいが呼ばれたようです。光栄です。

響12年.jpg
↑「響12年」のボトルと、響12年をペリエで割ったスタイリッシュなハイボールスタイル。

どうして今まで「12年」がなかったのか、不思議といえば不思議でした。

12年ものが登場したのには理由がもちろんあります。
それは世界市場で勝負するため。

世界のウイスキー市場の90%以上がブレンデッドウイスキーであり、その主戦場へ殴りこみをかけるために満を持して登場したウイスキーらしい。

海外に長期滞在する日本人ビジネスマンの中には成田空港で「響」のボトルを買いこんで海外に飛び立つという人も少なくないようです。

遠く離れた地では特に郷愁を誘うウイスキーなのでしょう。
わかるなー、その気持ち。

私は「響」のブレンデッド具合などに「塩梅の妙」を感じるのではないのかと思っています。

関係ありませんが、海外にいたとき、それまで特に好きでもなかった小倉あんを無性に食べたくなったことがあります。特に桜餅(笑)。でも、そんなものは入手できない……。
ああいう塩梅の効いた甘さというのは、日本独特のものでしょう。

話は戻りますが、「17年」「21年」「30年」のボトルはなかなかハードルが高い価格帯。そこに「12年」(日本での価格は5000円)を投入したわけです。それでも、欧州で「響」をボトルで買って飲もうという層は、アッパークラス以上だと思いますが……。

この価格であの香りと味わい。
ウイスキーの本場の国の人たちにとってはインパクト大だろうなー。

でも、響の「塩梅の妙」の真価を本当に理解できるのは日本人ではないでしょうか。欧州で先行発売されましたが、響12年は日本でも愛されるウイスキーになることは間違いないでしょう。価格帯も優しくなったし(笑)。

「響12年」を飲む会の報告は後日に。

ちなみに、こちらは昨年、バーで飲んだ「山崎18年」のスタイリッシュ・ハイボールです。ボトルを冷凍庫で凍らせるけれども、ウイスキーは凍りません。ですので、氷を入れずに冷たいハイボールを味わうことができるのです。

山崎18年スタイリッシュハイボール.jpg
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