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評判の悪い(?)ミステリー [読書]

以前も「惰性で買ってしまうミステリー」という日記を書きましたが、またまた惰性で買ったパトリシア・コーンウェルの新刊『異邦人』。

発売されたのは数か月前なので、もう新刊というのもなんですが、
彼女の最新作です。

ずいぶん前に買っていたけれど、アマゾンのレビューを読むとイマイチと指摘する感想のオンパレードでなんとなく読まないで放置していました。

先週、急にまた肌寒くなったせいもあり(?)、濃厚バブを入れたお風呂のなかで読書をするのに持ち込んだのがこの作品の上巻。「そういえば、あの本まだ読んでいないな」と。

お風呂に持ち込むには文庫本サイズが軽くて手が疲れなくていいんですよね~。

43ページまでは「まあまあ面白いじゃない。猟奇的な殺人はお約束のパターンだけど」。65ページまでは、ぐいぐいとおもしろく読ませる。

しかし、その次のページから80ページまでちょっと失速。

うーん、主人公を含めて登場人物はこんなに弱かったっけ?
痴話げんかも安っぽいやりとり。

アマゾンのレビューで不評なのは、こういうところも含むのかなあと思い始める。

でも、そこまで期待はずれと批判されるほどではないと思うけれど……。
おそらく、「えーっ?そんなのあり?」という部分がこの先に潜んでいるのでしょう。

まだ上巻の途中です。
この先に何が待ち構えているのか、いろいろな意味で楽しみかも(笑)。

異邦人 上 (1) (講談社文庫 こ 33-26)
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コメント 4

snorita

私は海外に来るまで恥ずかしながら、このシリーズを知りませんでした。
こっちの本屋さんで、大人気コーナーに並んでいて、crime好きの友人に勧められつつ読み始めました。(遅々として進みませんけど)
その友人に言わせると、ちょっとネタ切れ、というか、出始めの頃に比べてキレがない、ということですが、そこまでわかる域に達していない(英語力がないため)。日本に帰ったら、翻訳でよもうっと。

でも、でてくるご飯がすごーくおいしそうですよね?イタリアン作りたくなってしまいますよね。
by snorita (2008-04-14 09:35) 

ミホ

あ~、わたしも同じ状況です!わたしの場合、「痕跡(上)」からストップ中。
シリーズ最初の面白さが、回を重ねるごとに薄れているような気がして。
何より、暗くて重たい雰囲気が読む気力を失わせるんですよねぇ。
新作が出ても、気になるけど素通りしてしまいます(笑)。
snoritaさんと同じで、食べ物は気になりますねぇ~。特にアマゾンに出てる、「パトリシアコーンウェルの食卓」という本はちょっと見てみたい!ただ、結構いいお値段で、買うのを躊躇しています(笑)。
by ミホ (2008-04-14 10:50) 

はるちー

>snoritaさま
英語で読まれているとは尊敬します!
私の感想もそのご友人と同じです。
おそらく多くの読者はそう思っているのではないでしょうか。
個人的な見解ですが、「検屍官」~「業火」で彼女の一連の作品はひと区切りだと思います。これ以降は……いろいろな意味で禁じ手が出てくるんですよね~。
帰国されたらぜひ翻訳も読んでみてください!
登場するご飯は確かに食べたくなりますよね(笑)。
by はるちー (2008-04-15 08:00) 

はるちー

>ミホさま
おおーっ!ミホさんもですか!
最初の「検屍官」や初期の作品に比べると、最近は……。
面白さも人物の魅力も薄れていっていますよね。特に翻訳で上下巻に分かれ始めたころからの近年の作品に顕著、という気がします。昔は1冊で収めていたのに、どうして近年の日本版は上下巻にしてしまうのでしょうか? という疑問もあります。
この新作、まだ上巻しか読んでいませんが、
「えーっ?そんなのあり?」という場面が出てきましたよ。
それはダメでしょう!と。ミホさんも驚くと思いますよ。
今回の料理では「リコッタチーズとコーヒーのムース」が気になりました(ただし、作ってあげるとの提案にとどまっています……笑)。
by はるちー (2008-04-15 08:06) 

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