Where the Streets Have No Name [映画]
今月上旬に届いていたDVD『ホテル・ルワンダ』をようやく観る。
観終わってから、U2の『Where the Streets Have No Name』のメロディーが浮かんだという方も多いのではないでしょうか。私はそうでした。
映画はまさに〝ストリート〟のシーンから始まります。
話題どおり必見の作品だと思います。
映画館へ行ける方はぜひとも映画館で観てくださーい。
それにしても主人公役のドン・チードルの演技は素晴らしかった。
(オーシャンズ11&12に出ていた俳優です)。
特別な力を持たないごく普通の人を演じるということは、実は強烈なキャラクターを演じることよりもはるかに難しいのではないかと感じました。
DVDには「A Message for Peace」と題したメイキングやドン・チードルによる解説などの特典映像が付いていました。
メイキングには映画の主人公のモデルで「アフリカのシンドラー」と呼ばれた実在の人物、ポール・ルセサバギナ氏も出演。
映画ではジャーナリズムを悲観的に描いていましたが、このポール氏がメイキングでこのように語っていました。彼の行動が広く人に知られるようになり、映画化に至った背景にはジャーナリストの力も作用したことがうかがえます。
「大虐殺の後、ミル・コリン・ホテルの話を書こうとしている多くのライターたちに会った。ミル・コリンのストーリーは私のストーリーだった。多くのブック・ライターともコンタクトした。そして私はインタビューも受け続け、数多くのジャーナリストも私に会いにやってきた。私が(ベルギーへ亡命するため)ルワンダを離れる1996年まで。ベルギーに亡命してからは何をしているか口にすることは決してなかったのに、彼らジャーナリストが追ってきた(笑)。どうやって私の電話番号や住所を割り出したのか知らないけれど、そして訪ねてくるジャーナリストたちとまた会うようになった」
過去の日記↓
「ホテル・ルワンダ」(1月26日付)
この映画、とてもいい作品なのに、どうして日本の配給会社が署名活動がある迄、公開する予定がなかったのか、とっても不思議なんですよね。観ればみんな解るし、いい映画だと思うハズなのに。アフリカの事情って、日本からみると遠すぎて身近じゃないのかなとか、いろいろ考えましたよ。でも、公開されて、しかも拡大されて皆に支持されていて嬉しいですね。
by クリス (2006-02-22 16:27)
>蟻銀さま
私も最初はどうしてかな?と思っていましたが、日本の配給会社は当初どうやら配給権料として1億円ぐらいふっかけられたらしいです(最終的な価格はその4分の1とも5分の1とも言われていますが、詳細は不明)。1億円って、それは躊躇するのも無理はない……。でも、かえって話題になって大勢の知るところとなり、本当によかったですよね。さて、お次は例の「The Sun」ですね……。果たして日本で観ることができるのか……こちらもamazon.co.ukでDVDを買おうと思っています。
by はるちー (2006-02-23 04:53)