ミッキー・ローク…… [映画]
ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた、
ダーレン・アロノフスキー監督の「ザ・レスラー」。
これ、観たいですよね~。
映画祭で他に気になった作品は、
アレクセイ・ゲルマン・Jr.監督の「ペーパー・ソルジャー」
ハイレ・ゲリマ監督の「Teza」
ジョナサン・デミ監督の「Rachel Getting Married」
3本の日本映画は残念ながらコンペティション部門で無冠でしたが、この映画祭の賑やかしに大いに貢献したのではないかと思います。ポニョに“主演女優賞”あるいは“最優秀新人賞”を期待していたのですが……(笑)。
ニュースで知ったのですが、ポニョのあの曲、審査員や観客も歌っているらしいです。外国人にとっても一度聴くと頭から離れない歌なんですね。
余談ですが、過日の深夜に2度目の「崖の上のポニョ」を観てしまったのですが、
上映が終わってスクリーンから出てきたらホールに流れていたBGMがColdplayの「Viva La Vida」。
これが私にとっては歌詞を含めてなぜかポニョのあの世界観にぴったりで、
映画の余韻を引き立てました。
「意図的ならば、この映画館のスタッフはやるな~」と思ってしまいました。
ポニョとColdplayのViva La Vida、意外な組み合わせですがいいですよ~。
Coldplayの曲に続いて流れてきたのが、確かマドンナの「4 Minutes」。
崩壊していく世界を救うという内容の曲だと思いますが、
これも意図的な選曲ならば「ポニョ」を観たあとに合います(笑)。
Grab a boy、Go grab your girl、という歌詞もありますし。
映画館って、映画を観終わった人用のBGMというものを考えて流しているのでしょうか。
まったくの偶然ならば、そう思わせてしまう映画と音楽の力なのでしょう。
インディ・ジョーンズ新作を観たのですが…… [映画]
な、な、なんですかー、これは~!的なトンデモな展開。
お酒を飲んだ後に観たので、心の中でいちいちツッコミを入れて笑いながら観るという余裕がありましたが。いろいろな意味でギャグ満載。
ハリウッド的にはもちろん特A級作品なんでしょうけれど、壮大なB級映画っぽさといいますか、おおらかさは味がありました。
ケイト・ブランシェットはやはり演技がうまいっ。
最初、ケイト・ブランシェットということに気がつかなかったくらいです。
さすが、でした。
部長 ハシビロ耕作 [映画]
たまたまもらったDVD『蛙男商会アンソロジー』を観てみました。
このなかに収録されている「部長 ハシビロ耕作」に大笑い。
全13話、イッキ見しちゃいました。
ハシビロコウの部長に、サラリーマン肺魚の青山修平。
ハシビロコウの生態の勉強になりました(笑)。
肺魚の天敵がハシビロコウとは初めて知りました。
青山君、食べられすぎっ。
ブラックユーモアてんこ盛り。シュールなサラリーマン社会。
子供やシャレのわからない人には見せてはいけません(笑)。
でも、食物連鎖の勉強になるかも?(ならない、ならない)。
最終回に明らかになる壮大なテーマにこれまた大笑い。
本物のハシビロコウ、日本では上野動物園などで見ることができるようですね。
『蛙男商会アンソロジー』
蛙男商会
崖の上のポニョ [映画]
数日前の日記にも書きましたが、宮崎駿監督の新作映画を映画館で観るのは『紅の豚』以来。お気に入りのスクリーン7@六本木TOHOシネマズで鑑賞。大きなスクリーンはいいですよね、やはり。
一言で感想を言えば、「おもしろかった~」です。
怒涛のプロモーションの前は別に気にもとめていなかった映画ですが、宮崎駿監督が「最近のアニメーションはシャープペンとデジタルで作られているが、もう一度鉛筆で映画を作ろうということを改めてやった作品」と話し、CGを排除してアニメーションの原点に帰り、すべて手描き、しかも鉛筆で17万枚を描いた、などの記事を読んで、観たくなりました。
その鉛筆の線を観に行ってこようと。←映画の見方としては間違っているかもしれませんが、そんな観客がいてもいいと思います。
波の表現がとりわけすごい。
ポニョが再び地上を目指して海のなかから海上に向かい、波の上を走って車とチェイスするシーンは間違いなく歴史に残る名シーンでしょう。
なにかすごいものを目撃してしまった感動といいますか、これを観にもう一度映画館へ行ってもいいと思える迫力です。
事前に「人魚姫」を日本の舞台に移したとの情報を知りましたが、よく考えると、人魚姫のストーリーを忘れ去っている(笑)。
そんな私には、どちらかというと「ニーベルングの指環」の影響が濃く出ている映画のように感じました。
もちろん、そんなことヒントがないと思いつきません。
そのヒントとは、映画の途中で明らかになるポニョの本名。
その本名を知ると、なぜポニョはあんなに眠ってばかりいるのか、また眠りから覚めるのか、洪水、ろうそくの炎の意味などがよくわかり、ラストシーンにも納得します。
なるほど~、と思いました。
もっとも、「ニーベルングの指環」と違って暗い話でも複雑な話でもありません。
ハッピーエンドで終わっていますのでご安心を(笑)。
色彩も豊かで明るい。
エミリオ・プッチの服が思わず脳内に浮かんできたほどです(笑)。
大人の視点で観ると、細かいところでいろいろ気になる映画かもしれませんが(親を名前で呼び捨てって……?、おいおい、カーブの多い崖の道でその運転はヤバいでしょ、いつか死ぬぞ、とか、洪水で街が沈んでいるのに住民がのんびりしている、とか)、これは傑作だと思います。
出てくる食べ物がこれまたおいしそうだった~。
ポニョのハム好きには笑いが出ます。
ただのインスタントのラーメンにも、愛情やおいしさがあふれているといいますか。
子供向けの映画と思っていましたが、大人も楽しめる映画です。
個人的にツボに入ったシーンも多数。
最初に入れられたバケツを映画後半でもポニョがずっと持ち歩いているシーンが印象的でした。バケツをあんなに魅力的?に描けるのも、さすが宮崎駿監督といったところでしょうか。
周囲の子供が笑うタイミングやシーンが大人とは違っていて、それも興味深かった。
館内にいた子供たち、エンドロールであの主題歌を大合唱(笑)。
静かにじっくり観たい方には夜遅くの上映がおすすめかも。
紅の豚 [映画]
スクリーンで最後に観たのは『紅の豚』。
当時は学生で、あのころはよく映画館へ行っていました。
これはかなりかっこいい映画でした。
加藤登紀子の歌も渋かった。
いまだに憶えています。
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」の名セリフも(笑)。
久しぶりにまた観たくなりました。
フランスでは主人公の声をジャン・レノが演じていたらしいです。
DVDにはフランス語の音声も入っているようです。
フランス語はさっぱりわかりませんが、
ジャン・レノの音声で日本語字幕で観てみたいかも~。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 [映画]
久しぶりに観た、大人のためのファンタジー(だと私は思う)。
感想を聞かれることが多いので思ったことをつらつらと書いてみます。
まず95分という短さがいいっ。でも饒舌。
最近はやたら長い映画が多くて……。
これからDVDで観るつもりという方はこの先を読むとあらすじがわかってしまうので、読まないほうがよいかと。何の情報も持たずに観ると、途中でおおーっ!と思うことがきっとあると思います。
ジュード・ロウとノラ・ジョーンズが出演すること以外、何の情報も見ずに観に行った映画。映画館のなかでは周りは若い女性ばかり。きっと、ふわふわした乙女ちっくな展開をするような映画だろうなあとぼ~っと観ていました。
エンドロールに入った後、周りの若い女性たちから相次いで聞こえてきた大きな声が「ノラ・ジョーンズ、かわいかったー!!!」「ノラ・ジョーンズいいよね~」のオンパレード。
私はそこで自分の年を自覚しました(笑)。
ノラ・ジョーンズの役柄に共感できない年になっていると。
私はノラ・ジョーンズ以外の出演者の演技に圧倒されていました。
ちなみに、それはジュード・ロウではありません。
ジュード・ロウ……。映画のなかで「それはジュード・ロウだから許されるのであって、そのへんの男が同じようなことをすれば犯罪だろう?」というシーンも(笑)。でも、大人のためのファンタジーなので、そんな無粋なことは言ってはいけません。
最初はずっと夜の店のなかだけでのジュード・ロウとノラ・ジョーンズのやりとりが続きます。えっ、これって舞台っぽい映画でこのままずっと室内劇が続くのか?と思っていると、ノラ・ジョーンズが突然、旅に出て行きます。
ロード・ムービーだったのね……。
私が最初に、おおーっ!と思ったのは、デヴィッド・ストラザーンが登場した瞬間。
うわっ、これは卑怯だろうっ(いい意味で)。
もちろん、うますぎる演技。
映画『グッドナイト&グッドラック』で、
あのエド・マロー役を見事に演じきった俳優です。
一気にスクリーンに引き込まれ……。
すると、今度はレイチェル・ワイズ。
ノラ・ジョーンズが主役なのですが、この2人の名優はそれ以上の存在感と迫力をみせてきます。
映画冒頭で勝気な性格っぽかったノラ・ジョーンズは静かな傍観者に。
急におとなしくなっていたのにはちょっと違和感。
いえ、ノラ・ジョーンズもジュード・ロウとのシーンではかなり存在感を出しています。
もちろん流れてくる歌もいい。ただ、ほかに出てくる登場人物、俳優の個性が強すぎる(笑)。
そして、次にノラ・ジョーンズが働く場所で出会う女性が、ナタリー・ポートマン!
やはり華があります。
いやー、ナタリー・ポートマンもスクリーンで観客を圧倒してきます。
このナタリー・ポートマンの役、いいんですよ~。
自由で孤独な女性を見事に演じていました。
『クローサー』でもナタリー・ポートマンはいい演技をしていましたよね~。
ノラ・ジョーンズはさらに傍観者に(笑)。
その場にいるのを感じさせないぐらいに。
観ていてときどき、忘れていましたもん……。
ほかの俳優がうますぎるので、ノラ・ジョーンズの存在感が……。
でも、それこそ、この映画の狙いではないかと。
いつの間にか観ているほうはノラ・ジョーンズの目を通して、この2人の女性の人生を静かに眺めていることに気が付きます。
何かに落ち込んで1人で長い旅に出てしまいたいと思っても、現実の社会ではそんなことはできない。そんな観客がスクリーンの中のノラ・ジョーンズに自分を重ね、90分ちょっとのスクリーンに旅立ち、そして帰るべき場所に帰る……。いい映画だと思いました。
3人の女性のそれぞれの人生を(そして自分の人生を)見つめる映画なのかもしれません。
あの役もノラ・ジョーンズでしか成立しないとさえ感じるようになりました。
どうでもいいことですが、ブルベリー・パイのアップの映像があまりおいしそうに見えなかったところが余計によかった(笑)。独特の映像表現だったと思います。
……と、数カ月前に観た映画を深夜に思い出しながら感想を書いてみました。
でも、次に観るとまた違った感想を持つかもしれません。
ウィンブルドンのDVD・CDケース [映画]
ウィンブルドン選手権の男子シングルス準決勝が終わり、次は決勝です。
おそらく6連覇を果たすでしょうね~。
122年ぶり2人目の6連覇の瞬間、これは見逃せないですよね。
さて、話は変わり、
以前、ウィンブルドンで買ったグッズです。
テニスボールをモチーフにしたDVD・CDケースです。
これ1つで12枚入ります。
中はこんな感じ。
買ったときはとり急ぎCDを入れるケースが必要だっただけなのですが、
実際に使ってみると持ち運びにとても便利で気に入っています。
「24」をシリーズごと持ち運ぶことも可(笑)。
2つ購入して持っているのですが、もっと買っておけばよかったなーと思います。
見た人から「かわいい」と評判なんですよね~。
今も売っているかどうかわかりませんが、おすすめです。
ウィンブルドン選手権のマークも入っているので、訪問の記念にもなりますよね。
(下にあるのは同じくウィンブルドンで買ったタオル)。
ジュード・ロウ問題 [映画]
映画俳優のジュード・ロウ。
よく「かっこいいと思う芸能人は?」と聞かれて、思いつかないので適当にこの人の名前を挙げると……。
たとえば男性10人に聞くと10人が「かっこいいよね~」と言いますが、
女性10人に聞くと10人が「えーーーっ!?」「どこがー?」
ジュード・ロウ、女性になぜか人気がないです(笑)。
理由を聞くと、「だって、なんか濃い」。
「確かにかっこいいかもしれないけど、気持ち悪い」などなど、女性たちからは否定的な意見が続々。美形なのでてっきり人気があると思っていたから驚きます。
こちらとしても、誰もがかっこいいと思っていると考えて妥当な俳優を挙げただけです。ついでに言えば、あくまでもスクリーンのなかで観るジュード・ロウについて。性格とか私生活とかは一切排除しての感想です。
一方、男性たちはジュード・ロウの名前を出すだけで、「かっこいいよね」と言う人が多い。男性ブランドのダンヒルのイメージキャラクターになっているのも納得です。最近の髪の状態はちょっと心配ですが……。
そのジュード・ロウが出演した映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』について感想を書こうと思いましたが、きょうは前書き(?)まで。前書きというよりも、ジュード・ロウについてこの1点を書きたかっただけです(笑)。
アントン・コービンの映画 [映画]
観に行こうと思っていたのに、
いつのまにかシネマライズでの上映が終わっていました……。
うーん、残念。
と思っていたら、
5月10日から東京都写真美術館で3週間限定アンコール上映が決定したそうです。
わーい。今度こそ観に行かないとっ。
和製ビヨンセ [映画]
ビヨンセに見える!見える!
映画「ドリームガールズ」を思わず再び観たくなります。
しかし……。
もう二度と、あの映画を笑いなしでは観られない予感……。
深夜に和製ビヨンセを見るとなんだか元気になります。
ご存知の方のほうが圧倒的に多いと思いますが、
私のようにテレビの流行りものに疎い方へ。
気になる方はYouTubeで「和製ビヨンセ」で検索してみてください。
「ビヨンセ」で検索でも大丈夫らしい……(本家を超えた!?)。
あのフォルティ・タワーズも! [映画]
「FAWLTY TOWERS」の日本語・完全DVDボックスが今週発売になるらしい!
す、すばらしい……。
「FAWLTY TOWERS」
3月19日発売。
フォルティ・タワーズはコメディの古典です。
モンティ・パイソンは観る人を選びますが(ダメな人はまったくダメだと思う)、
モンティ・パイソンを知らない世代もこちらは大丈夫だと思います。
ホテルマンがやってはいけないことのオンパレードで、実際のホテルマン研修に反面教師的な教材として使われているとかいないとか。
笑えます。
BBCで1975年、1979年に放映されたシチュエーションコメディ・ドラマです。
モンティ・パイソンのテレビシリーズを途中で降板したジョン・クリーズが主演。
1話30分の脚本を書くのに1か月かけていることで有名です。
とてもぜいたくなコメディです。
私は英語版を海外で買って持っているのですが、
日本語版が出るなら買わなければ。
日本人なので、やはり日本語字幕で観てみたい。
アマゾンをチェックしてみると、今回のDVDボックスは低価格版らしい。
ということは再販なんですね。
以前はいったいいくらで売られていたのでしょうか(笑)。
定価9450円のところ、アマゾンは6993円で予約を受け付けています。
低価格版をいきなり2457円オフ!でさらに低価格に。
アマゾン、お買い得だな~。
ああー、モンティ・パイソンのDVDボックスもまだ観ていないのに……。
↓過去の関連日記です。
「今宵はコメディ三昧」
セブン・イヤーズ・イン・チベット [映画]
新華社通信は10人の死亡、インドにあるチベット亡命政府は30人の死亡を確認したとのことですが、100人以上という未確認情報もあるとか。
天安門事件を思い出した人も多いでしょう。
中国側の発表は信用できません。
死者はもっと多いのでは?
チベットで過去に何が行われてきたか、日本でもそろそろきちんと報道すべき。
チベット問題に関してはCNNとBBCをチェックしておく必要があると思います。
チベットを描いた映画といえば、
代表的なのが「セブン・イヤーズ・イン・チベット」。
この映画の主役を演じたブラッド・ピットら映画出演者らは永久に中国への入国を禁じられました。映画はもちろん中国では上映禁止。
この映画を今、ノーカットで上映するテレビ局はないかな?
(ないな……)。
「潜水服は蝶の夢を見る」 [映画]
音楽もグッとくる映画と薦めていだだきました。
公式サイト↓
http://chou-no-yume.com/
ところで。
映画の公式サイトでいつも思うこと。
「フラッシュや凝った映像はいりませーん!」
欲しい情報にたどりつくまでに時間がかかりすぎるっ。
モンティ・パイソンDVD BOXが届く [映画]
予約していた「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOXが発売日前日の19日に届きました。 早いなー、アマゾン。
でも、眠いのでパッケージを開いてみただけ。
しばらく、おあずけです。
ええ、手元にあればもう安心です。ゆっくりじっくり楽しみます。
週末にでも1、2話ぐらい観てみようと思います。
先日の関連日記です。↓
「Nobody expects the Spanish Inquisition」
Nobody expects the Spanish Inquisition [映画]
ジョン・レノンに「生まれ変わったらビートルズではなく、モンティ・パイソンのメンバーになりたい」と言わしめた伝説のコメディ番組、モンティ・パイソン。
アマゾンで予約している待望のDVD BOXがいよいよ来週20日に発売・発送されます。ついに手元に。楽しみー。
『 「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX 』
発売前にもかかわらず、アマゾンにはすでに17件のカスタマーレビューが! 期待の高さがうかがわれます。
なかには視聴用と保存用の2セットを買う人もいるんだろうなあ。
これまでのパターンだと、気が付いたら売り切れ、新品を買うことができない人気シリーズなんですよねー。しかも、今回は完全保存決定版といってもいいですし。
欲しい方は急いだほうがいいですよーっ!
過去の関連日記です。↓
「新『空飛ぶモンティ・パイソン』には英語字幕も」
「待ちに待ったDVD BOX!」
「これが欲しいっ」
えっと、本日の日記のタイトルは、グウィネス・パルトロウ主演の映画「スライディング・ドア」でも効果的に使われたモンティ・パイソンの有名なフレーズです。
映画を観に行っていない…… [映画]
このところ映画というものを観に行っていない。
最後に映画館で観た映画って何だっけ……。
『ヘアスプレー』だったかな? 昨秋?
いいのか、こんな乾燥した生活(笑)。
何か映画を観に行かなければっ。
そうえいばTOHOシネマズのシネマイレージカードの更新にも行かないといけないなー。
最近は映画の情報もまったくチェックしていないので、どれが観るべき映画なのかもわからない……。おすすめの映画ってあります?
【追記】
なんか昨年の今ごろも同じようなことを日記で書いていて笑ってしまいました。
私は冬に映画を観に行かないタイプなのか?(笑)。
昨年1月下旬の日記です。↓
「シネマイレージカードの更新」
犬の映画 [映画]
あの名作のリメイク映画です。
といっても私はまだ観ていません。
……理由は大泣きしそうだから。
実は犬が登場するテレビドラマや映画には弱いです……(笑)。
昔々、「黄金の犬」ってテレビドラマがあったのを憶えている方はいらっしゃいますか? ほかにも似たような犬の感動物語があったような気がしますが、タイトルや内容が思い出せません。「炎の犬」でしたっけ?
かなり子供のころのドラマなので内容はほとんど憶えていませんが、
とにかく毎週、ドラマで心を痛めて涙していた気がします。
映画「名犬 ラッシー」。
観たいけれど、はるちー家で飼っていたシェルティーと主人公のコリー犬の色とか表情が似ているのがつらいんですよね……。でも、やはり観たい……。
払うべきものは払いましょう [映画]
米国のサブプライムローン問題はいつ終息するのでしょうか……。
周囲からは「アメリカ人、借りたものは返そうよー」
という声がたくさん聞こえてきます(笑)。
海外では日本人の特徴として「金払いがいい」という喜んでいいのか悪いのかわからない高い評価があるようですが、確かに賃貸物件などの貸し出し相手に日本人は人気らしいです(部屋をキレイに使ってくれる、という先入観もあるみたいですが)。
映画を観ていても、その作品うんぬんではなく、
思わず「払うべきものは払いましょう」と言ってしまいたくなる映画があります。
「砂と霧の家」
重い映画です。しかし……。
一緒に観た友人と映画の後、主人公の女性のだらしなさで盛り上がってしまいました。悲劇の元凶はそのだらしなさからだろうと。税金滞納しちゃいけないでしょうと。それなのになんでそんなに身勝手なのかと。映画自体は、亡命してきたイラン人一家の演技が特に見ごたえあり。
↑サブプライムローン問題で、ローンを払わない家庭と売りに出された家を買った家庭の間でこういう悲劇が起きなければいいけれど……。
「レント」
映画のメッセージ性は横に置いておいて、
観た友人知人は「映画、よかったよね」と言ったあと声をそろえます。
「家賃払えよ!」。
家賃を払っていないのに「すみません」感がないのが日本人には納得できないのかもしれません。さらに家賃が払えないのに天井の高い広い物件にとどまっているのも「?」なのかもしれません。映画前半の歌が何曲か続くシーンの一部で「えええー?」です。え、いや、音楽も映像もとてもいいのですが。
舞台ではそんなことは思わないので、豪華なセットのせいかもしれません。
まあ、このミュージカル映画にそんな無粋なことを言ってはいけませんが、サブプライムローン問題でふと思い出しました。
新『空飛ぶモンティ・パイソン』には英語字幕も [映画]
昨日の日記の補足です。
08年2月20日に発売される「空飛ぶモンティ・パイソン」DVD BOX。
商品名が「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOXとなっているので、日本語吹替だけ?と私も一瞬心配しましたが、通常の洋画のようにオリジナル英語音声と日本語字幕でももちろん楽しめます。
しかし、非常に気になったのが英語字幕もついているかという点。
過去に他社からリリースされた「空飛ぶモンティ・パイソン コレクターズBOX」について、アマゾンの一般ユーザーからのレビューに「英語字幕がないのが残念」と書かれていたからです。
ファンならば私同様、今回のDVD BOXに英語字幕も入っているのかどうか気になるでしょう(アマゾンの内容紹介ではそこまで言及されていませんので)。そこで確認をしました。
結果から言えば、
英語字幕、ついてまーす!(うひょー)。
これならば今回のDVD BOXは完全保存決定版になるのではないでしょうか。
モンティ・パイソンはある意味、世界的な「古典」。
そういう意味で、原文を正確に確認できる英語字幕は非常に役立つ。
現在の映画でもこじゃれたセリフのやり取りにモンティ・パイソンのセリフが使われていたりします。
たとえば、グウィネス・パルトロウ主演の「スライディング・ドア」はモンティ・パイソンの有名なフレーズが重要な役割を果たしていたりして、モンティ・パイソンを知っているか知らないかで映画から受ける印象は大きく違ってきます。
ところで、今回の目玉は昨日の日記でも書いたとおり、1976年の東京12チャンネル(現テレビ東京)放映当時の日本語吹替も収録されていることです。
この日本語吹替は伝説となっているようで、海外の外国人の間でも有名なのだとか(聞くところによると、海外で発売されたDVDに特典として日本語吹替が入れられたこともあるようです)。
その日本語吹替についても、いくつか確認できたことがありますので書いておきます。
日本語吹替音声は約30年前、東京12チャンネルで放送された、
「チャンネル泥棒!快感ギャグ番組!空飛ぶモンティ・パイソン」
「爆笑!チャンネル泥棒 モンティ・パイソン2」のもの。
つまり、今回収録される日本語吹替は全45話中、
日本で放映された26話分だそうです。
全エピソードが日本のテレビで放映されたわけではなかったのですね。
でも、当時放映されたエピソードも今なら地上波では放映できないでしょう(笑)。
待ちに待ったDVD BOX! [映画]
『空飛ぶモンティ・パイソン』DVD BOX
08年2月20日に発売されます。
2000年、01年、03年にリリースされた『空飛ぶモンティ・パイソン コレクターズBOX』、欲しかったのですが、発売されていることに気がついたときはいつも既に完売。購入者からの中古品購入しか手段はなかったのであきらめていました。
待っていてよかった~。
売り切れが怖いので、ニュースを知ってすぐにアマゾンで予約しました。
これで確実に手に入りますね(嬉)。
欲しい方は予約をぜひ。
価格は3万1290円なんですが、予約すると2万3155円!
なんと、いきなり8135円の割引です!
定価でも買うのに、太っ腹~。
00年、01年、03年発売のコレクターズBOXは確か4万円以上でしたから、これはかなりお買い得です。
今回の目玉は東京12チャンネル放映当時の日本語吹き替えも収録されていること。
↓(アマゾンの商品紹介より) モンティ・パイソンの日本上陸はいまを遡ることおよそ30年前、1976年に東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映された「チャンネル泥棒!快傑ギャグ番組!空飛ぶモンティ・パイソン」。納谷悟郎、山田康雄、広川太一郎など豪華メンバーが繰り出すその名吹替はその後一切世の中に登場することはなくファンの間では伝説化するほど!今回はその伝説の日本語吹替がついにDVDで復活!!
■ファン待望!伝説の日本語吹替を初収録!!
さらに今回は、画質も初デジタルリマスターだそうです。
もちろん吹き替えだけではなく、英語音声、日本語字幕もついています。
厨房で逢いましょう [映画]
この夏、観たい映画はたくさんあるけれど、この映画もその一つ。
『厨房で逢いましょう』
なんだか「有楽町で逢いましょう」と「チューボーですよ!」(って、これはマチャアキのバラエティ料理番組ですね)を足して2で割ったような邦題ですが、ドイツ/スイス映画(06年)です。監督と脚本はミヒャエル・ホーフマン氏。
東京ではBunkamuraル・シネマで25日から公開だそうです。
公式サイト http://chubo.jp/#
ライフ イズ コメディ! [映画]
先日紹介した「パイレーツ・オブ・カリビアン」でバルボッサ役を演じているジェフリー・ラッシュの主演作です。ジェフリー・ラッシュはやはりすごいなーと再確認すること間違いなし。
邦題は「ライフ イズ コメディ!」となっていますが、決してそうではないピーター・セラーズの波乱万丈な人生を描いた作品。コメディ(「ピンクパンサー」シリーズ)から逃れたくて苦悩、抵抗する姿には、決して「ライフ イズ コメディ!」ではないことがうかがえます。
ただし、ピーター・セラーズの映画を観たことのない人には、ジェフリー・ラッシュがどれだけピーター・セラーズの演技に激しく似ているかはよく伝わらないかもしれません。もう、そっくり!です。
ところで、この映画。
日本の映画館でお金を払って観たという人は多くはないのではないでしょうか?
というのは、上映された六本木のTOHOシネマズでは、なんと、1週間で打ち切り……だったのです。私は運良く上映中に観に行ったのですが、確かにガラガラでした。
「映画が大好き、という人は日本にはこんなに多いのに、どーいうことー?」と思いましたよ~。おそらく、観に行こうと思っていたらいつの間にか早々に打ち切られていたという人も多かったのではないでしょうか。いい映画でも早めに観てあげないとこういう目に遭うこともある、ということを知った作品です。
人を泣かせるより、笑わせるほうが難しいとよく言われますが……。
この映画にはところどころにホロリとくるシーンがあるのですが、あと1秒このままそのシーンが続けば涙が出そうな瞬間、「笑い」に転じる手法がとられていると思います。そのタイミングは見事なものでした。
それにしても。この映画を観終わって、ピーター・セラーズには「チャンス」でオスカーをあげてほしかったとあらためてつくづく思いました。
過去の関連日記です。↓
「being there」(05年5月29日付)
「パイレーツ・オブ・カリビアン3」を観る [映画]
「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド」を観た。
(ここから先はファンの人やこれから観に行く人は読まないでねー)。
なんだかカオスな映画でした。しかも長すぎ。
途中、周囲の人々が相次いで離脱しているしー。
う、裏切り者~(いや、知らない人たちだけど、気持ちはよく分かる)。
観ながら、私ってすっごく頭悪い?と悩んでしまいました。
いちおう「1」「2」を観ているのに……。
わからないこと、思い出せないこともありすぎて話についていけない。
「3」だけを観た人は何が何だか分からないと思う。
まず、誰がどの船に乗っているかが混乱してわからなくなる。
途中で戦いのシーンを停止して、「さあ、いま戦いの場となっている船はどの船で、誰が船長(指揮官)で誰が乗っているでしょうか?」というクイズを出されたら、まず間違える自信がある。はい、頭悪いです。
それからジャック・スパロウがいっぱいいるのはどういう背景で?
というかスパロウは死んでいたの?生き返ったの?生きていたの?
それからそれから、カリプソのカニは何の意味??
観た人たちの間ではキース・リチャーズとサルを評価する声が多かったのですが、たしかにキース・リチャーズはよかった(ところで、キースが髪の毛に編みこんでいた装飾品のなかに日本の5円玉があったような気がしたのだが、気のせい?)。
私が評価したのは特に以下の2人の俳優。
トム・ホランダー(東インド会社のベケット卿)と、
ジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ)。
彼らはやっぱり演技がうまいなー。
トム・ホランダーの指揮官(権力者)が指揮能力を失うシーンの演技は秀逸です。どれぐらいうまいかというと、私はこのシーンを観ながら安倍首相を思い浮かべたくらい(笑)。安倍さん、頼むからこうだけはならないでくれーと思ってしまいましたもん。観る者にそんな思いを抱かせる俳優、なかなかいないです。
トム・ホランダーは「ゴスフォード・パーク」から注目している脇役中心の俳優ですが、いつか将来、オスカーを獲得するであろう実力派だと思います。
それからバルボッサ役のジェフリー・ラッシュ。
主役級の存在感でした。さすがです。
彼についてはとある主演作について、後日あらためて書きたいと思います。
ところで。
どうでもよい話ですが、ある俳優が伊武雅刀に見えて仕方がなかった……。
デリカテッセン [映画]
昨日のブログ日記を書いているときに、
突然思い出した映画です(おいおい)。
『デリカテッセン』
(監督 ジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロ)
学生のころ銀座で観た映画です。
あのころは映画をよく見に行ったなあ~。
コーエン兄弟の『バートン・フィンク』もこの頃だったと思う。
どちらも独特の世界観とシュールな映像であふれる作品でした。
瞬間的な「映像」や色調が今も記憶に残っています。
監督のジャン=ピエール・ジュネはこの作品から約10年後にあの『アメリ』を撮っています。若い人にはアメリの監督と言ったほうがわかりやすいかな。
でも、私には「デリカテッセンのジュネ」のほうがしっくりくる(笑)。彼の鬼才ぶりは長編映画デビュー作の『デリカテッセン』ですでに確立されていると思います。
【追記】
『デリカテッセン』、廉価版DVDが9月に発売されるようです。
ハンディBOXが出ていた [映画]
話題の問題作『ボラット』 [映画]
カザフスタン政府をはじめ、
あちこちから怒涛の抗議を受けている話題の問題作、映画『ボラット』。
アカデミー賞にもノミネートされていたので、米国では相当にウケたのだと思います。主演のコメディアン、サシャ・バロン・コーエンはゴールデングローブ賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞していますし(個人的にはキンキー・ブーツのキウェテル・イジョフォーに受賞してほしかった……)。
とまあ、米国では高い評価を得ているようなのですが、
たまたま友人がこの『ボラット』のDVDをプレゼントしてくれました。
典型的な(?)共和党系や右派の人々をコケにしている映画らしい。
反ユダヤ主義や女性蔑視などをギャグにしているとか。
もともとはテレビ番組の1コーナー。それを映画化したものだそう。
先日、日記で書いた映画評論家Mark Kermode氏が昨秋、映画を観て「一度たりとも笑わなかった」と斬っていたので、気になっていたんですよねー。
そこに、米国ではバカうけでアカデミー賞ノミネートでしょ?
いったいどういう映画なのか興味津々です。
週末あたりに観てみます。
私が好きな映画ポッドキャスト [映画]
「Mark Kermode's film reviews」
海外の映画評論家では以前から、圧倒的にMark Kermode氏のレビューをウェブ・ラジオ(orポッドキャスト) で聴いています。辛口、毒舌好きなので(笑)。進行役の著名なSimon Mayo氏とのやりとりも楽しい。この番組は、BBCラジオのファイブ・ライブで毎週金曜日午後(現地)に放送されています。iTunesにも対応し、日本からもダウンロードできます。
先週は「硫黄島からの手紙」を、このKermode氏が論評していました。
周囲に「二宮は嵐というポップ・グループの一員で……」と説明しながら、「嵐を知っている?ねえ?」とMayo氏らにふっていましたが、嵐を知るわけがない(笑)。そこまでフォローして説明をしていました。
で、今はアカデミー賞授賞式の直後の緊急特別編(約15分間)がウェブ・ラジオかポッドキャストで聞ける(ダウンロードできる)ようになっています。
話題の中心は、リメイク作品の「ディパーテッド」が3部門を獲得したことについてでした。ちなみに、Kermode氏はアカデミー賞発表直前の3日前には作品賞をどの映画が獲得するかについて「実は自分はまだ予想を決めかねている。ディパーテッドかクィーンかな……」と話していました。
このKermode氏、話しているうちにどんどん熱くなって(?)、ものすごい早口になることがよくあります。早口すぎて、Simon Mayo氏から「ちょ、ちょ、ちょっと、速いよ、待って、待ってくれー」と言われるぐらい(笑)。
ただ、好き嫌いは分かれると思います。
物事をすべて素直に受け止めたい性格の人には合わないかもです。
だって、評論家なのに、駄作については、
「ラビッシュ、ラビッシュ、ラビッシュ!」(クズ、クズ、クズ!)と言い放ってしまうツワモノ。
でも、この評論家のよいところの一つは、知らないことや思い出せないことなどは素直に「分からない」と言うこと。それから論評の視点がおもしろい。
そういえば、なぜか、映画のタイトルの発音にこだわります。
この間も2、3週にわたって、「バベル」の正しい発音についてちょっと論議していました。
しかしながら、こうした海外の番組をiPodに入れて移動中に聴くことができるのは本当にアップル様のおかげです。
エリザベス女王がランチに招待 [映画]
映画「クィーン」でアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされているヘレン・ミレンが、本物のエリザベス女王からランチに招待されたそうです。監督、脚本家とともに。
この国はすごいなー(笑)。懐が深い、のでしょうか?
エリザベス女王はもう映画を観たのでしょうか……??
昨日、かなり久しぶりにサッチャー元首相の健在ぶり(ジョークも冴えていましたね)をニュース映像で拝見しましたが、ヘレン・ミレンにはぜひともサッチャー元首相も一度演じていただきたいです。
↓過去の関連日記です。
「必見!ヘレン・ミレン」
http://blog.so-net.ne.jp/bounds/2007-02-18
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
http://blog.so-net.ne.jp/bounds/2007-02-21
今宵、フィッツジェラルド劇場で [映画]
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
小林信彦氏が好きそうな映画ですね。3月3日ロードショーだそうです。
ロバート・アルトマン監督の遺作になります。
メリル・ストリープらが出演しています。
先日、映画『ゴスフォード・パーク』のことを少し書きましたが、
なんと! アルトマン監督の過去の作品を今週末から1週間、映画館で上映するという情報が!!
2/24(土)~3/2(金)@渋谷のル・シネマ
ロバート・アルトマン特集
「ロング・グッドバイ」(1973年/アメリカ/112分)
「相続人」(1997年/アメリカ/114分)
「ゴスフォード・パーク」(2001年/イタリア・イギリス・アメリカ・ドイツ/137分)
以上の3本を連日、組み合わせて上映するそうです。
しかも料金がとても安い! 各1200円均一(当日券のみ)。
素晴らしい企画です。
私は上記のうちゴスフォード・パークしか観たことがない。
それも映画館の大スクリーンでは観ていない。
週末、観に行きたいなー。ほかの作品も観てみたい。
ゴスフォード・パークについて、アルトマン監督が次のように語っていたことを憶えています。
「これは大人の映画だ。そこをはっきりさせたかった。この映画は子供が観るものじゃない。14歳以下の子供が観てもつまらない映画だ」
貴族社会を描いた作品ですが、アルトマン監督はわざと「Fワード」を連発させています。大人の映画だと区別するために。いいねっ、その心意気っ。
「Fxxxが4回以上で保護者同伴になる。私はR指定を目指していた。8~12回はFxxxと言わせた」というようなことを話していました。
巨匠、そこまでして……(涙)。
何回も観ているのに、DVDも持っているのに、
なぜスクリーンで観たいかという理由。
第一に、アルトマン監督の仕事を大スクリーンで観たい。
たとえば、窓ガラスは当時の製法でつくり、気泡や歪みをそのまま再現したというほどの細部へのこだわり。ストーリーというよりもアルトマン監督への追悼の意を込めて観に行きたいな、と(監督は昨年11月に亡くなっています)。
そして、今をときめく主役級の俳優たちの共演はやはりスクリーンで観ておきたい。ヘレン・ミレンが25日にもしも主演女優賞を獲得したら(ちょうど、アカデミー賞の時期!)、映画館は混みそうですね……。
日常と殺人ミステリーを貴族(階上の人間)、使用人(階下の人間)それぞれの立場と視点から見つめるというコンセプトのもと、階上の貴族のシーンには必ず使用人をお供させるなどの凝った演出がされています(監督の解説を聞くまでは全く気がつきませんでした)。
ただし、初めて観ると、登場人物が多すぎて全人物の背景を把握できません。
この点はご注意を(笑)。
監督も「2度目に観て初めて気がつくセリフがある」とも話しています。
それから殺人事件はなかなか起きません。
それまでは辛抱強く、人間観察をしていましょう。
ジュディ・デンチの娘さんも出演しています。
↑これも全く知りませんでした。
ロバート・アルトマン特集@渋谷のル・シネマ ↓
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cinema/lineup/shosai_altman.html