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ビバリーヒルズ・チワワとデュプリシティ [映画]

……うーん。

「デュプリシティ」と「ビバリーヒルズ・チワワ」を2本はしごして観てきました(笑)。

1日付の日経新聞夕刊の映画評。
「デュプリシティ」が星2つ、
そしてなぜか(笑)「ビバリーヒルズ・チワワ」が「見応えあり」の星3つ。

ということで、ひょっとして「ビバリーヒルズ・チワワ」って観ておくべき作品なのかも?と観に行った私がバカでした(反省)。

以下、これから観に行こうという方は読まないでくださーい。

「ビバリーヒルズ・チワワ」、
笑えるぐらい、得るもの何もなし!(笑)。ひさしぶりに、こういう映画を観ました。
いえ、こういう映画も貴重な存在です。

子供向けにはいいと思います。
それからチワワ好きの人にも。

私は犬派で犬が大好きなのですが、それでもこの映画は……。

大人は「スラムドッグ$ミリオネア」を観に行ったほうがいいでしょう(笑)。

ある意味、ビバリーヒルズ・チワワのロードムービーなのですが、
大人の視点で観ると納得できないところが……。

ゴージャスな洋服やクツ(←このチワワはブーティと呼んでいるんです、これが……苦笑)を身に着けていた主人公のチワワが、メキシコでさらわれ、服をとられ、ダイヤモンドのネックレスも失い、そして、旅の途中で自らの意志でクツを脱ぎ捨てるシーンがあるのですが……。

ベタだけれど、そのお約束の展開はわかりやすくていい。

ところが……。

過酷な環境におかれて精神的に成長して自宅に帰る、高価なもので着飾ることの無意味さも知って、というストーリーだと思って観ていたら……、最後の最後にまたダイヤモンドのネックレスと美しい服を着て、ビバリーヒルズで幸せに暮らしましたとさ、という終わり方。

最後は服や宝飾品で着飾っていないチワワの姿でいるべきでしょー、と思わずつっこみ。

まあ、いいんですけれどね(笑)。

私は小型犬を飼ったことがないので、犬にずっとクツを履かせるのは犬にとってよくないことと思っていましたが、あれは小型犬の足を守るために必要なのでしょうか? 

普段からクツを履かされて歩いている犬を見かけるたびに、犬がかわいそうだなー、飼い主の自己満足だよねー、と思っていましたが、病気を防ぐためなどの目的があるのでしょうか。そうだったら、すみません。私の認識が間違っていたということです。

「デュプリシティ」はクライブ・オーウェンを観に行っただけです(笑)。
やはり演技がうまいです。
クライブ・オーウェンはやはり次の007ですよっ!(期待)。

ただ、脚本と構成は分かりにくい。
元MI6諜報員と元CIA諜報員など素材はいいのに。
もっとおもしろくなってもいいのになー、と思いました。

舞台劇を意識したようなセリフの応酬などは、ちょっと「クローサー」っぽいのです。

それにしても、新聞の映画評で「ビバリーヒルズ・チワワ」が星3つで、「デュプリシティ」が星2つ、とは納得できません(笑)。どちらも一般向けには星2つの評価(それなりに楽しめる)でいいと思います。
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