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スラムドッグ$ミリオネアとグラン・トリノ [映画]

映画「スラムドッグ$ミリオネア」と「グラン・トリノ」を2本はしごして観てきました。

周囲からは、「なにもその2本を続けて観なくても……どちらか1本はビバリーヒルズ・チワワぐらいにしておけばいいのにー」というごもっともな指摘がありました……。

確かに。

「ビバリーヒルズ・チワワ」、実は密かに気になっています(笑)。
でも、まだ公開されていないんですよね~。

さて、「スラムドッグ$ミリオネア」と「グラン・トリノ」。

もちろん、よかったですよ~。
お時間がある方はぜひとも。

特に「スラムドッグ$ミリオネア」は大きなスクリーンで観ておく価値があるでしょう。

前半は観ているのがつらいシーンもありましたが、
最後は明るい気持ちで観終えることができるでしょう。
しばらくすると、いろいろとインドの事情を考え込んでしまいますが……。

「グラン・トリノ」はさすがクリント・イーストウッド!でした。

途中で笑いが起きる場面やセリフがたくさんあります。
観終わったあとはズーンと心に重いものが押し寄せます。

映画のなかでイーストウッドが演じた役のために、
缶ビールをしみじみと飲みたくなりました。

帰宅してから、冷蔵庫にあった缶ビールのギネスをプシュッと開けてしまいました。

イーストウッドが演じた老人から、「米ばっかり食べている人種がアイルランドの麦なんか口に入れているとはな……」と皮肉を言われそうですが……(笑)。ギネスしか冷蔵庫に入っていなかったのです(涙)。

「スラムドッグ$ミリオネア」がこれからの人生のほうが長い若者の話とすれば、「グラン・トリノ」はこれまで生きてきた人生よりも残された人生の時間が短いであろう年を重ねた人のストーリー。

極端に言ってしまうと、前者からは「生きる」という希望を感じさせられ、後者からは「人生の終わり方とは」を突きつけられるような気がします。

最初に「スラムドッグ$ミリオネア」を観たせいでそう感じたのかもしれません。「グラン・トリノ」を先に観たら、また違った印象を受けたかもしれません。

いずれにしても、どちらも素晴らしい作品です。
ぜひとも映画館で観てみてくださーい。
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