SSブログ

冬至の夜明け [旅]

夜明けの伊勢神宮.jpg
冬至の夜明け@伊勢神宮

きのう21日は冬至でした。

通りすがりで伊勢神宮へ(笑)。
人生初の伊勢神宮です。

行った日は、たまたま冬至の日だったのですが……。

現地の人から、冬至の日は伊勢神宮の宇治橋・大鳥居の中央から朝日が昇ってくるという珍しい光景を見ることができるとお聞きし、当日朝6時ごろ、まだ真っ暗ななかを伊勢市駅近くのホテルからタクシーで伊勢神宮の内宮へ向かいました。

残念ながら曇り空で太陽は顔を出しませんでしたが、日の出の時間に空が赤く染まっていく光景だけでも感動しましたー。

実は朝まで行くかどうか迷っていたんですよね~。

前日夜。天気予報では雨、曇りだったので、ホテルのスタッフもみなさん「あしたは雨らしいですし、日の出を見るのは難しいですよ」と。
行っても見られないですよ、と言われたら普通は行かないものですが……。

朝5時。窓を開けて真っ暗な空を見上げると、一面ぶあつい雲。
うーん。どうしようかな。
1人行動なので行くのも行かないのも私の自由な選択。

私の基本スタンスは「迷ったら行く」です。
無理、駄目と聞いても、実際に現地に行くとなんとかなるという経験が山ほどあるからです。

さすがに当日未明から土砂降りだったら、あきらめて行きませんが(笑)。

内宮は駅前から7キロぐらい離れており、朝6時に移動するにはタクシーしか手段がありません。

そのタクシーも早朝すぎるので前日夜までに予約しないと確実ではないらしい。一晩中、タクシーが走っているわけではないので、旅行される方はご注意を。

ただ、もし当日朝、雨が降っているとキャンセルするにも時間が時間だけに迷惑をかけるので、前日夜には予約をしませんでした。当日未明の天気をみてからホテルにタクシーの手配をお願いしたところ、運良くタクシーを呼ぶことができました。

確かに、伊勢神宮へ向かう道路はクルマがほとんど走っておらず、独占状態。
そして静寂。自然が多いせいか人工的な明かりも少なく、異国に来た気分です。

輝く太陽が鳥居の真ん中から昇っていく光景は見ることができなくても、来てよかったと思いました。

夜明け前、地元の方々がカボチャとユズを奉納するイベントも。
冬至祭の奉納隊の出発前.jpg
奉納隊の出発に立ち会えました。

奉納されるカボチャとゆず.jpg
これらが奉納されます。

奉納隊が宇治橋を渡って出発。
奉納隊が出発.jpg
真ん中の光は撮影に来ていたテレビカメラの照明です。
冬至の太陽ではありません(笑)。

奉納隊が帰ってきました.jpg
明るくなってから、奉納隊が内宮から帰ってきました。

午前7時半ごろ?.jpg
うーん、太陽は顔を出しません……(涙)。残念。

地元の伊勢市観光協会が冬至祭を開催。
朝7時30分から「冬至ぜんざい」がふるまわれました。

↓「冬至ぜんざい」。私もいただきましたー。カボチャ入りです。
冬至ぜんざい.jpg
(ホテルの方がこのイベントを教えてくれました)。

このあと私も宇治橋を渡って内宮を参拝。

伊勢神宮は激しく混雑していると聞いていたのですが(特に日曜日はすごいらしい)、早朝はそれほど人も多くなく、静かに参拝できました。空気も清々しい。

でも、すぐに大混雑。雰囲気が一変。
すごい、朝からこんなにたくさんの人が訪れるとは。
ツアー団体客も続々。騒がしくなってきます。

伊勢神宮への参拝は朝日が昇るころをおすすめします。
……と、初めて行ったのに結論を出してしまいました(笑)。
参拝は秋冬でも朝5時からできるそうです。5月~8月は朝4時から。

日の出の太陽は曇り空で見ることができませんでしたが、天照大御神がまつられている内宮の御正宮の石段下付近に来ると太陽が輝いていました~。

内宮の正宮のふもと.jpg
内宮の御正宮の石段下にて。太陽が神々しい。天気予報は曇り&雨だったのに、太陽が見られて幸運でした。

↑ちなみに、左端にちょっと写っているのは御贄調舎といって、伊勢神宮のリーフレットによると、お祭りの時にお供えするアワビを調理する儀式がここで行われるそうです。

内宮の正宮の下にて.jpg
この太陽の日差しが当たる場所で、御正宮に向かう多くの人々が続けて立ち止まり、静かに深々とお礼をして手を合わせて拝んでいたのが印象的でした。太陽に感謝の心なんでしょうね、きっと。

今回はかなり無計画な伊勢神宮への訪問でしたので、
今度はゆっくり訪れたいと思いました。

来年の冬至にも伊勢神宮へ行きたいな~。
nice!(3)  コメント(8)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行