イノダコーヒ@初の東京店 [雑感]
マロングラッセが大好きな私は、偶然にも(?)髪も「マロングラッセ」色です。
マロングラッセといえば、発祥の店であるパリの老舗「ボワシエ」。
今秋、日本初進出となる店を新・大丸東京店にオープンして話題になっていましたよね。3階にはサロン・ド・カフェ・ボワシエもオープン。
その「ボワシエ」をはじめ、新・大丸東京店には目玉の出店がいろいろありますが、
コーヒー中毒の私が最も「おおーっ!」と思ったのは国内の老舗の東京初進出。
京都のコーヒー専門店「イノダコーヒ」です。
(「イノダコーヒー」だと思い込んでいましたが、調べてみると「イノダコーヒ」が正式名称でした……)。
意外にも東京初出店だったのですね~。
数年前、京都に出張した際に本店に連れていってもらったのが私のイノダコーヒ・デビューでした。そのときはメモリアル館で名物のコーヒーをいただいたことを憶えています。
大丸東京店に出店したことは知っていたし、大丸東京自体には移転オープン後にも何度も行っていたのですが、イノダコーヒには何と言っても夜7時30分ラストオーダー、夜8時閉店という早すぎる閉店時間がネックになってなかなか行く機会がありませんでした。土日は混んでいるなーとも思っていたので。そのうち客足が落ち着いてから……と行くのを控えていました。
でも、ようやく行ってきました。
場所は8F。メンズフロアの一角にあるので目立たないのですが、やはりお客さんでいっぱいでした。場所が場所だけに、コーヒーが好きなお客さんがこのお店を目当てに来ているのでしょう。
初の東京出店のコンセプトは「京都をそのまま持って行く」だったそう。
京都本店の旧館のイメージをそのまま取り入れたそうです。
(デパートの中なので本店ほどはゆったりしていませんが、それは仕方のないこと)。
気に入ったのは外を眺められるカウンター席のテーブルの形。
隣の客と距離感を保つ感じで、落ち着けます。
注文したのは名物ホットコーヒー「アラビアの真珠」。
ヨーロピアンタイプの深焙りブレンド。
創業から一貫して同社のホットコーヒーにはこのブレンドを使用しているとのことです。
さて、注文する際にひとつ注意することがあります。
上記のコーヒーを頼むと、創業当初から砂糖、ミルクを入れて提供しているそうです。
しかし、私はブラックコーヒー派。
じゃあブラックコーヒーで頼めばいいのですが、せっかくなのでイノダコーヒのしきたり(?)も体験してみたい。……という複雑な心境を吐露し、砂糖とミルクを別に持ってきてもらいました。
最初はブラックコーヒーの味を途中まで楽しみ、その後にそのおすすめの砂糖・ミルク入りにチャレンジしてみようという作戦を決行。
うーん。私はやはりブラックコーヒーがいいなっ(笑)。
ブラックコーヒー派は「砂糖、ミルクは入れないで」と伝える必要があります。
「アラビアの真珠」、大丸東京店では1杯630円。
京都の本店では1杯480円だそうですから、都心の新しいデパートの中という場所を考えるとリーズナブルな価格設定になっていると思います。差額の150円がテナント代に回されるのかな?(笑)。
関係ないけれど、大丸東京店の弁当・惣菜売り場は前のほうがよかったな~。
あれこそが大丸東京のアイデンティティだと思っていたのに……。
個人的な感想ですが。