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ビエロフラーヴェク氏の「第九」が聴きたい! [音楽]

年の瀬といえば、ベートーヴェンの「第九」。

いま最もCD化してほしいのが、今年7月13日のプロムス初日の「第九」。

チェコ出身のイルジー・ビエロフラーヴェク氏が指揮するBBC交響楽団による演奏です。

数日前にブログ日記で『チェコ・フィルの「新世界」@サントリーホール』を書きましたが、このビエロフラーヴェク氏は昔、チェコ・フィルの首席指揮者だったことがあります。

ところが……。
事実上、というかほとんど追い出されてしまったらしい。オケから。
チェコの民主化の流れで「オケの首席指揮者も選挙で選ばなければ!」ということになり、楽団員で投票したところ、選ばれたのはビエロフラーヴェク氏ではなかったのです。深層はよくわかりませんが……。ちなみに投票をして首席指揮者を決めたのは後にも先にもその時だけ。

ビエロフラーヴェク氏はその後、国内外あちこちで活躍をしながら、今はBBC交響楽団の首席指揮者になっています。確か就任は2006年だったと思います。

プロムスの伝統として、初日と最終日はBBC交響楽団が担当します。

今年の「第九」はいろいろな意味で特別なものでした。
ネット・ラジオでライブで聴いていた私は当時、ブログで「これはすごかった!」 という日記を書いています。関連でその前日に「プロムスが始まる!」。詳しくはこれらの日記とコメント欄を見ていただくとして……。

ビエロフラーヴェク氏は最後の1音まで見事に統率しています。
過去のブログにも書きましたが、歴史に残る演奏だったと思います。

ネット・ラジオで聴けるのは1週間限りだったので、今はもう聴くことができません。

また聴きたいなと思った私は、この初日のビエロフラーヴェク氏による「第九」がCDになっていないか国内外のアマゾンで探してみたのですが、見つかりませんでした。どうやらリリースはされていないようです。残念。

プロムスの最終日は慣例的にCD化されてリリースされると思うが……。

初日の「第九」をリリースしてほしいな~。
聴きたい人はたくさんいるはず。

さて、チェコ・フィルのズデネク・マカル氏に代わる後任の首席指揮者が決まっていないと先日の日記でも書きましたが、私はこのビエロフラーヴェク氏に再び首席指揮者に就任してほしいと願っています。

もちろん、いま最もホットな指揮者の1人であり、BBC交響楽団が離さないでしょうから、今すぐにということではなくて。

数年後にビエロフラーヴェク氏が指揮者人生の最終章を彼の祖国のチェコ・フィル首席指揮者で、という選択をするのではないかと思っています。
ほとんど願望ですが(笑)。そうなるといいなあ。無理かなあ。


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