どうなる柏崎刈羽原発 [雑感]
当初、「フタが開いたドラム缶は2、3本」という東電の発表を聞いて、多くの人が「嘘だろっ、もっと多いだろっ」と突っ込んだと思います。本当に2、3本程度ならば、「2本」とか「3本」とか本数を特定できるはずなのだから……。
案の定、訂正に次ぐ訂正。
今朝の新聞の低レベル放射性物質を含むドラム缶ゴロゴロ写真はショッキングでしたよね。
もう10年以上前ですが、建設中の柏崎刈羽原子力発電所「7号機」の建屋内部に入れてもらったことがあります。建設中ですからもちろん放射性物質の心配もなく、本物の原子炉に触れてのぞきこむこともできました。
建屋内をいろいろと見せてもらったのですが、「コンクリート壁もこ~んなに厚いので大きな地震にも耐えられます」ということをやたら強調していたことを憶えています。阪神大震災の後でしたが、耐震性については自信満々。私も素直に大丈夫なんだろうと信じていました。
原発は立地選定から建設、運転開始まで、それこそ気の遠くなるほどの各種調査、検討、申請、許可、審議会、審査などなどが繰り返されます。もちろん第三者機関も入ってです。営業運転開始後も年に何回も定期的に第三者の学識経験者らも出席しての協議会などが開かれています。
それでもこれまで今回の問題点が明らかにならなかったわけで……。
ほかの原発は大丈夫なのか??というのが一般人の率直な不安でしょう。
柏崎刈羽原発はどうなるんでしょうか。
再開するにしても相当な時間がかかるでしょう。
内部も相当なダメージを受けていることが想像できます。
何より安全性が確認されない限り、再開は無理です。