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「パイレーツ・オブ・カリビアン3」を観る [映画]

「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド」を観た。
(ここから先はファンの人やこれから観に行く人は読まないでねー)。

なんだかカオスな映画でした。しかも長すぎ。
途中、周囲の人々が相次いで離脱しているしー。
う、裏切り者~(いや、知らない人たちだけど、気持ちはよく分かる)。

観ながら、私ってすっごく頭悪い?と悩んでしまいました。
いちおう「1」「2」を観ているのに……。
わからないこと、思い出せないこともありすぎて話についていけない。
「3」だけを観た人は何が何だか分からないと思う。

まず、誰がどの船に乗っているかが混乱してわからなくなる。

途中で戦いのシーンを停止して、「さあ、いま戦いの場となっている船はどの船で、誰が船長(指揮官)で誰が乗っているでしょうか?」というクイズを出されたら、まず間違える自信がある。はい、頭悪いです。

それからジャック・スパロウがいっぱいいるのはどういう背景で?
というかスパロウは死んでいたの?生き返ったの?生きていたの?
それからそれから、カリプソのカニは何の意味??

観た人たちの間ではキース・リチャーズとサルを評価する声が多かったのですが、たしかにキース・リチャーズはよかった(ところで、キースが髪の毛に編みこんでいた装飾品のなかに日本の5円玉があったような気がしたのだが、気のせい?)。

私が評価したのは特に以下の2人の俳優。
トム・ホランダー(東インド会社のベケット卿)と、
ジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ)。

彼らはやっぱり演技がうまいなー。

トム・ホランダーの指揮官(権力者)が指揮能力を失うシーンの演技は秀逸です。どれぐらいうまいかというと、私はこのシーンを観ながら安倍首相を思い浮かべたくらい(笑)。安倍さん、頼むからこうだけはならないでくれーと思ってしまいましたもん。観る者にそんな思いを抱かせる俳優、なかなかいないです。

トム・ホランダーは「ゴスフォード・パーク」から注目している脇役中心の俳優ですが、いつか将来、オスカーを獲得するであろう実力派だと思います。

それからバルボッサ役のジェフリー・ラッシュ。
主役級の存在感でした。さすがです。
彼についてはとある主演作について、後日あらためて書きたいと思います。

ところで。
どうでもよい話ですが、ある俳優が伊武雅刀に見えて仕方がなかった……。


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