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JRのコーヒーには個性がある [食べ物&飲み物]

コーヒー好きということで、かなりこだわったコーヒーばかりを飲んでいると思われがちですが、そんなことはありません。コーヒーならば、何でもありがたく飲みます。
ただ、アメリカンだけは私の好みではない。

JRの新幹線や特急で提供されるコーヒー。
これが意外と個性があります。
もしも利きコーヒー大会があれば、JRのコーヒーを一口で当てる自信があります。
ついでに、あの熱さを維持するポットはすごいと思う。

インスタント・コーヒーも自宅では飲むことはないですが、
人に入れてもらうインスタント・コーヒーはおいしいと思う。
「インスタント・コーヒーなんか飲めるか」と通ぶる人も多いですが、
コーヒー通の間では意外とインスタント・コーヒーの評価は高い。
まあ、コーヒーは水によって左右されますが。

「インスタントでごめん」と言われることがたまにあるけれど、
本当に気にしないでほしい。おいしくいただいています。

十数年前ですが、出張で中国の奥地?の田舎、都市をいくつか訪れたときのこと。
今はもう違うかもしれませんが、当時の現地ではネスカフェのインスタント・コーヒーが高級品であり、ある意味、地位や冨の象徴の一つだったようです。

日本からの客人をもてなすために最上の歓待の形として、ネスカフェのインスタント・コーヒーが出されるわけです。もちろん、当時の日本では豆でコーヒーを入れることが一般化しており、別になんとも思わないところですが、中国ではネスカフェのコーヒーですら手に入らない人々は多かったはず。

さて、なぜ、ネスカフェだとわかったのか。
ネスカフェとわかるように、わざわざ瓶を置いてラベルを見せるのです。

インスタント・コーヒーのなかでも最上級(と中国人が考える)のネスカフェでもてなします、と無言で伝えてくるわけです。これには何度目かで気がつきました。今でも、当時のコーヒーは思い出の一つとなっています。


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