シャンパンを飲めるエコノミー [旅]
エールフランスの広告に、
「エコノミークラスでもシャンパンを楽しめるのはエールフランスだけ」
という一文がありました。
「エコノミークラスでシャンパン」。昔はシンガポール航空の売りでした。
最初にエコノミークラスでシャンパンを出したのは同社だったとか。
(間違っていたらすみません)。
当時は同社だけのサービスだったような気がします。
8、9年前に何度もシンガポール航空に乗る機会があったのですが、確かにエコノミークラスにもシャンパンがありました。コップに入れてのサービスです。
ところが、5、6年前、シンガポール航空の人に「シンガポール航空のサービスは本当に素晴らしいですよね。価格も安い上、シャンパンをエコノミーで出していますし」と言ったところ、「すみません。シャンパンのサービスはもうやめたのです」という返答。
どうして?と聞いたところ、「シャンパンをお出ししても、そのサービスの価値をわからない方が多いので……」という趣旨のことをおっしゃっていました。費用対効果でやめたようでした(現在はどうなっているのか知りませんが)。
今は猫も杓子も世の中はシャンパン!シャンパン!の風潮ですが、以前はそれほどポピュラーな存在ではなかったのでしょうか。
でも、シンガポール航空はそんなところに力を入れなくても、どの機体も最新鋭という点で十分に魅力的です。うろ覚えですが機体は7年間くらいで売却してしまうそうです。以前は、創業から50年以上、死亡事故が一切ない、というのも売りでしたね(数年前の大惨事の前の話です)。
エールフランスの国際長距離線(エコノミークラス)には4年前に2回乗りましたが、シャンパンを頼んだら小ボトル1本を丸ごと提供されて驚きました。
それ以上に驚いたのは、日本から発つ便のセルフサービスコーナーにコンビニに置いてあるようなおにぎりが山積みになっていたこと。梅もおかかもツナもコンブもある!欧州人には馴染みがないせいか、ほとんど誰も手をつけていませんでしたが(笑)。
でもエールフランス、日本発は大丈夫だと思いますが、欧州発の場合はちょっとしたリスクがあります。
スト、です。彼の地では本当に頻繁にスト突入があります。
「まあ、回避するだろう」というのは日本人の発想。
容赦なく休航します。
私もエールフランスのスト突入で、突然、チケットと日程を変えざるをえなかったことがあります。現地ではニュースもチェックしておきましょう。