アルバムジャケットの復権 [Mac]
私が小中学校のころは、いわゆる「ジャケ買い」がまだ盛んだった。
LP時代は今と違い、輸入盤などは試聴できないことがほとんど。
気に入ったデザインのアルバムジャケットがあったら、あまり知らなくても勝負をかけてみるという買い方です。当たりもあれば、はずれもある。音楽よりもジャケットのほうが記憶に残るアーティストも多い。
CD時代になってからは、ジャケット自体が小さくなり、アルバムのジャケットを見ただけでノックアウトされるということはなくなった。ジャケットを眺めることも少なくなった。
そのうち、音楽はデータとしてインターネットで入手できるようにもなった。
便利でもあり、寂しくもある。
ところが最近、アルバムジャケットのアート性を前面(全面)に出すテクノロジーが出現した。
今月上旬に公開されたばかりのiTunesの最新バージョンである。
ボタン一つでパソコン画面いっぱいにジャケットが広がるようになったのです。
ところがですねー、この新機能を搭載した新バージョンをダウンロードしたにもかかわらず、私のウィンドウズ機(XP)ではこんな状態のまま↓
(システム条件はクリアしているはずですが……)。
MacBookではちゃんと見られます。↓ しかも美しい。
私のように、ウィンドウズ機でiTunesを使っていてもスペックの問題(?)で「アルバムアート」機能を知らない人は実は多いのではないでしょうか。以前のバージョンからこの機能は付いていて、今回の最新バージョンではそれがパソコン画面の全面で見られるようになったのです。
先日のスタジオクラスで私は初めて目にしましたが、これはすごい機能です。
パラパラと本のページのように扱え、音楽を聴きながらアルバムのアートを楽しむことができるのです。また、ジャケットを選んで、クリックすると収録曲が再生されます。
昔、レコード店でパラパラとジャケットを探していたことを思い出します。
iTunesにCDから音楽を取り込んでもジャケット画像は入ってきません。しかし、「アートワークを入手する」という操作をすると、勝手にiTunesストアから収録曲のジャケット画像を探してきて自動的に取り込んでくれます。他国のiTunesストアから音楽などは購入できない仕組みですが、アルバムアートに限っては国境はなく、米国のストアなどから画像を探してきてくれるそうです。特に洋楽をよく聴く人にはおすすめの機能です。
↓iTunesの右上のバー部分にある3つのボタンの右端のボタンを押すと、iTunesのリスト部分に以下のような画面が出てきます。
この黒い画面ですが、池に映る空や野山のようにアルバムを反射させていて、とても美しいです。
新バージョンには、下部の右端に全画面表示のボタンがあり、それを押すと、パソコン画面いっぱいにこの画面がアップになります。
私が使用しているのはMacBookですが、これを20インチや24インチの大画面のiMacで見てみたいなーと思いました。
アルバムジャケットを楽しむ文化が戻ってきたのはうれしいですね。
さて、肝心の先日の日記の続きは……。
すみません。そのうち書きます。
過去の関連日記です。↓
「音楽はデータか?」(06年3月22日付)
http://blog.so-net.ne.jp/bounds/2006-03-22