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魂のドラム [音楽]

ジャマイア・ウィリアムス。

この名前は今後も聞くことになるだろうと思いました。

ケニー・ギャレットのライヴ@東京ブルーノート初日。

ケニー・ギャレットは置いておいて……。

何がすごかったかというと、ドラムのジャマイア・ウィリアムス。
(行った人にはわかると思いますが、いろいろな意味で)。

魂のドラム、と私は表現したいと思います。
ライヴの後、友人が「ジーザス」とあだ名を付けていましたが(笑)、
そんな感じです。私たちの間ではジーザスという名になっています。

一発目の音から、笑っているのか泣いているのか、苦しいのか嬉しいのか、分からない表情でドラムを叩きます。いや、そうした感情が一度に爆発していると言いますか……。

1曲目は25分間も続き、いやー熱かった!
ケニー・ギャレットは言うまでもなく、安定した素晴らしい演奏。
ピアノのベニート・ゴンザレスも表情が豊かで、ドラムと対になって目が離せない存在でした。

ジャマイア・ウィリアムス、調べてみると20歳か21歳ぐらいとのこと。
えっ、あの歳であんな演奏をするの?と驚きです。

ドラムのソロのときにケニー・ギャレットがずっと心配そうに見守っているのが印象的でした。ケニーは数年前にも20歳ぐらいのドラムを起用していたのですが、このドラムも印象に残る演奏をしていました。ケニーはこういう若き才能をどこから見つけてくるのだろう?

ケニー・ギャレットはですねー、マイルスみたくなっていました(笑)。
ステージにはキーボードが2台置いてあって、おかしいなーと思っていたら、ケニー・ギャレットがシンセで和音を弾いたりしているのです。思わず「シンセはいいから、サックスを吹いておくれ!」と心の中でツッコミを入れていました。

定番の曲、「ハッピー・ピープル」ではエフェクターを駆使していました。
まだまだ進化中です、ケニー。
(でも、個人的にはあまりそっちの方向に走ってほしくないなあ……)。

ライブは約1時間半。MCなしで突っ走ります。
あの濃いライヴを1晩で2回とは脱帽です。

東京では7日が最終日です。行こうかどうか迷っている人は行っておいたほうがよいでしょう。あのドラムとケニーの掛け合いはしびれますよ。

(↓過去の関連日記です)
「グラミー賞ノミネート」(07年2月2日付)
http://blog.so-net.ne.jp/bounds/2007-02-02

「ケニー・ギャレット@ブルーノート東京」(06年12月15日)
http://blog.so-net.ne.jp/bounds/2006-12-15


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