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「父親たちの星条旗」を観る [映画]

日本人の映画の批評家のなかで私が最も信頼して読んでいるのが小林信彦氏である。

もちろん、ほかの有名無名の批評家のレビューも参考になるし、ブログで感想を書かれている一般の方のレビューも読んでいてとても楽しい。ただ、専門家のなかで誰がベストか、という点で言えば、私の場合は小林氏なのである。←映画についてのデータベースが違います。

その小林氏が「父親たちの星条旗」について書いていた。
「戦争映画史上の傑作となったのは、戦場での<張りつめた空気→兵士の緊張感>を初めてスクリーンに定着させたからだろう。」(週刊文春11月2日号のコラム「本音を申せば」より抜粋)。

ジョン・ウェイン主演の「硫黄島の砂」(1949年)、トニー・カーティスが先住民青年を演じる「硫黄島の英雄」(1961年)についても少し触れている。

そのほかいろいろと参考になることが書いてありました。

タイムズスクエアでのイベントで歌っている戦時中の人気トリオ歌手は、「アンドリュース・シスターズ(本物そっくり)」だそうである。本物を知っているところがすごいですよね(笑)。

ということで、このコラムを読み直して、映画を観に行ってきました。

小林氏も書いているように、第2部の「硫黄島からの手紙」(日本人篇)がどうなのか私も気になった。

この作品は第1部と第2部の2つの映画を観た上で判断しなければいけないだろう。米国人はどういうふうに観るのかも非常に気になった。本国では興行的に大丈夫なのだろうか?

荒涼とした戦場をスクリーンで観ていると、アイスランドをふと思い出した。
風景の雰囲気というか匂いがとても似ていたので。

ロケ地はどこだろう?と気になったので、エンドロールを注意して眺めていると、やはりアイスランドだった。もちろん、摺鉢山はCGでしょう。


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