ユーロ高とワイン [食べ物&飲み物]
昨日の東京外国為替市場にて。
ユーロが一時、史上最高値となる1ユーロ=150円07銭に。
150円台はユーロ導入後初めて。
ユーロ強いなー。円安ユーロ高はこのまま進行するのだろうか。
昔、1ユーロ=100円を切っていた頃もあったのに。
昨秋、イタリアのワイナリーで滞在した際に聞いた話。
その時点ですでにユーロはドルに対しても高くなっていた。
輸出先では米国が主力な取り引き先である彼らにとって、ユーロ高は心配ごとの一つだった。何しろ大量消費してくれる国ですから。
ユーロ高→米国ではその分、ワイン1本あたりの買取価格は高くなる→消費者、高いワインを買わなくなる、欧州産ワインを飲むのを控える→欧州から輸入ワインを買う消費者、店が少なくなる→ワイナリーの取引量が減る、あるいは値引きをしての取引に。
という状況の悪化を恐れていた。
米国人はこういうのに敏感らしい。
フランスのワイナリーも近年、打撃を受けているという話を聞いたことがある。経営の悪化が品質に影響しないか懸念する向きもある。
日本では今、欧州からの輸入ワインは本国と比べてもとても手ごろな価格で手に入るけれど(実際、フランスで買うよりも東京で買ったほうが安いフランス産ワインもある)、もしユーロ高が今後も進めば数年後はどうなるのでしょうか? 原油高で輸送コストアップも予想されるし。
でも、日本の場合は価格が高いほうが売れる!?(笑)。
冗談はさておき、海外旅行でワインを買って帰ったことのある人ならば理解していただけると思うが、円安に加え、あの重さ、持ち運びの手間などを考えると、現在、日本で売っている輸入ワインはお買い得ではないでしょうか。たとえ今後、価格が若干上がったとしても。