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『美しい人 9lives 』 [映画]

上映中の映画『美しい人』を観る機会があった。

映画館へ行くのは久しぶり。5月のダヴィンチ・コード以来。

女性を主人公とする9つの話で構成されるオムニバス映画。
9人の女性の人生が交錯する。監督はロドリコ・ガルシア氏。

観終わった感想。
一言で表現するならば「それでも人生は続く」、
英語で言うならば「Life must go on」だろうか。

邦題は『美しい人』だが、原題の『9lives 』のままのほうが本質を伝える意味でもよかったのではないかと思う。正直、「美しい人」でくくってしまうのは惜しいと感じた。

なぜ9つの話が用意されたのか。
オムニバス映画だけど9話は多いなあと思っていたら……。
原題を知って、そして9話目のある台詞を聞いて、やっと理解できた。

どの話も女優陣の名演が光る。
特に印象に残っているのは最終章の9話目。
初老の女性が「少し疲れたわ」とつぶやくシーン。

映画はワンカット、ワンシーンで撮られている。
観客は人生の断片の目撃者となる。
さすがガルシア監督とうなってしまう作品。
男性版の『9lives 』というものもぜひ観てみたい。

……と、少しまじめに書いてみたのだが、ここからはいつもの(?)はるちー調で。

いや、もうね、自分の人生の浅さを反省しました(笑)。

普通、これだけの役柄があれば、少なくとも1人ぐらいには自分の人生を重ね合わせて深く共感したりするものですが、それがなかった(苦笑)。

私は浅い人生送っているなー、と。人生においてはもっと感情を出したり、羽目を外してもいいのではないかとも。←えっ、違うって? 失礼しました。

すみません、こんな感想で。

結論:「美しい人」からは程遠いはるちーであった。(了)

【追記】
映画館ではグーグー寝ているおじさんもいましたが、眠くなっても最終章は必ず起きて観るべし。それまでのエピソードでは男性だと途中、「鬱陶しい女性だなー」とか「それはないだろう」とか感じるかと思いますが(私もそう感じる場面がいくつもあった)、その積み重ねを経て最終章で作品は昇華します。


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