ボーノは危険な言葉? [食べ物&飲み物]
イタリアに行ったときに「えっ、そうなの?」と驚いた話をひとつ。
イタリア語はさっぱりできないが、現地では簡単な言葉くらいは現地の言語を使いたい。とりあえず、「グラッツィエ」(ありがとう)と「ボーノ」(おいしい!)ぐらいは知っている。
で、おいしいイタリア料理をいただいたときに気をつかって「ボーノ!」「ボーノ!」と言ったところ……。
同席していた友人のイタリア人からこんな指摘が。
「ボーノは外国人が無理して使うことはないよ。発音が正しくないと、いわゆる人前で使ってはいけない言葉の意味になるんだよね。外国からの旅行者らが間違って発音したボーノがそれを意味する言葉だったとしても、我々イタリア人たちは『おいしいと言いたいのだな』と分かるので、あえて指摘はしないけれど。おいしいときはデリシャス!でいいんだよ。無理してボーノと言うのは危険(笑)。発音に自信がないならデリシャスと言っておくほうが無難」
私「その危険な『ボーノ』って、いったいどういう意味?教えて」
友人「いや、言えない……(苦笑)」
紳士な友人は最後まで決して教えてはくれなかった。
それだけに、口にすると恥ずかしい言葉なのだとよく分かる。
なんとなく想像できるのですが、うーん。
イタリア人を前にして「ボーノ」と言うときは気をつけないといけないようです。
今、イタリア語会話辞典を見てみると、「ブオーノ」というカタカナ語表記がされていましたが、ボーノではなくブオーノと言ったほうが危険度は下がるのでしょうか?
U2の「ボノ」は大丈夫なのか?(笑)。←素朴な疑問。