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ぼくたちは、銀行を作った。 [読書]

ソニーが05~07年度の中期経営方針を発表した22日夜、BBCワールドを観ていたら、この1万人削減の話題が生中継のトップニュース(ロンドン同時爆破テロ容疑者の移送)の次に取り上げられていました。海外にも衝撃を与えたようです。

ソニー、これからもひと波乱、ふた波乱ありそうな予感……。

ハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)が24日付のフィナンシャル・タイムズ紙で、リストラに対するソニー社内の抵抗勢力(って言っていいのかな?)への不満をぶちまけているし……。

抵抗にあって思い切ったリストラができなかったと愚痴られても、ねぇ。それをまとめるのがトップの甲斐性ではないでしょうか。とにかく、現役のトップが口にすべき言葉ではないですね。社内の不協和音をわざわざ自ら外部に発信してどうする、と思ってしまいます。

今回の中期経営方針、確かに前向きなインパクトがなかったような気がします(その前の日経新聞1面トップの記事が衝撃的すぎたせいもあるのですが)。巷では、ソニーは金融事業などを完全に手放して原点に帰るべきだとする意見もあるようです……。

そんななか、4年前に買った本を思い出しました。

ぼくたちは、銀行を作った。―ソニー銀行インサイド・ストーリー
「ぼくたちは、銀行を作った。」(集英社インターナショナル)
ソニー銀行取締役・十時裕樹(著)

サブタイトルは「ソニー銀行インサイド・ストーリー」。
メルマガから生まれた本だそうです。

金融監督庁(当時)を訪ねて、「あの~、銀行をつくりたいんですけど」と免許をもらいにいくエピソードから「ソニー銀行開業物語」が始まります。

さくっと読めて、時折クスッと笑えます。
そして、畑違いの銀行もソニーの遺伝子がつくったのだと伝わってきます。

この本、ストリンガー会長に読ませてみたいです(笑)。


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