SSブログ

クルマの思い出 [自動車]

人を選ぶ時ではなく、ものを選ぶ時の私の基準。
社会人になってから一貫して「頑丈なもの」が上位にきます。
美しい、きれい、などの順位はずーーーーーっと下のほうです。

若いころは見た目にひかれることもありましたが、いくつもモノを壊していくうちに「実」をとるようになりました。特にカバンとかがそう。仕事用の場合は、何キロにも耐えられる頑丈さがあるかどうかが購入の判断材料になります。

社会人になるときに初めて買った(正確には親に買ってもらった…)クルマはパジェロ。もともと四駆にしようと決めていましたが、電車と衝突しても運転していた人は無事だった、というエピソードを交えたセールストークについつい。

今だったら、三菱の車買うの?と言われてしまうのかもしれませんが、当時はパリダカで連続優勝を果たしたパジェロの全盛期で、予約待ちの状態だったような気がします。あのころ、ガンガン走ってオフロードにも行っちゃうぞー、浅瀬もガンガン渡っちゃうぞー、と思い描いて買った人は多いのではないでしょうか(笑)。そんな機会はないというのに。

で、何度か事故に遭ったのですが(もらい事故です)、本当に壊れなかった。
赤信号待ちをしていた時に、後続の乗用車が私の車に激突したこともありました。どうも青信号になったと勘違いして、アクセル全開で突っ込んできたのです(この場合、私の車は動いていないので、過失を問われるのは100%相手側となります)。

相手の車は前半分が派手に全壊。
運転していた若い女性にケガがなくてよかったのですが……。
「色々と疲れていて……」と話していて、かわいそうでした。

ところが、パジェロは無傷。
シルバーのバンパーに相手の車の塗料が少しついていただけだった。
頑丈さを実証です。
もちろん、相手側から申し出はありましたが、お金等は一切受け取りませんでした。だって、無傷なんだもーん。それでもと、お見舞として一度送られてきたのですが、当然送り返しました。

しかしながら、この車は頑丈だけれども欠点もあり……。
その一つ。高速道路でスピードを出すのに、かなり力を入れてアクセルを踏み続けなければならなかった。車もでかくて重い。加速能力がとにかく低かった。翌日、右足が筋肉痛になることも。

そして、ディーゼル車であったこと。
地球温暖化防止の意識が高まるなか、肩身の狭い思いをするように(泣)。
結局何年か乗ってから、車検の期限は1年以上残っていたけれど新しい車に買い換えました。

気がついてみると、パジェロを購入したときにオプションでつけてもらったフォグランプは、ほとんど使わなかったような気がします(霧の日なんてなかった)。バンパーグリル(かな?)も意味がないですよねー。日本では、カンガルーが道路に飛び出してくることなんてあり得ないのだから(笑)。

でも愛着のあるクルマでした。
欧州では「ショーグン」という名称で売られています。
パジェロという名は、とてもキュートな響きで好きなのですが……。
ショーグン……。なんとなくそんなイメージなのでしょうか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車