若貴に観てほしい映画 [映画]
なぜ許し合えないのだろう。
兄弟なのに……。
いや、兄弟だからこそ、か……。
一連の若貴兄弟の確執騒動。
当人にしか分からない感情があるんだろうなー。
2人それぞれに。
そんな若貴にも観ていただきたい映画(←余計なお世話)。
「アンナとロッテ」(2002年 オランダ・ルクセンブルク映画)。
両親の死で離れ離れになった幼い双子の姉妹。
ロッテはオランダの裕福な家庭に。アンナはドイツの農家に。
離れていてもお互いのことを思い合う。届かない手紙を書き続ける。
そして、やっとのことで感動的な再会を果たす。
ところが……。
欧州ではナチスが台頭。
2人の人生は戦争という時代の波に翻弄されることになる。
「ユダヤ人?」
アンナがロッテの婚約者の写真を見て何気なく発した一言。
これがなければ、2人はずっと仲良くいられたのかもしれない。
その後、ある悲劇が起こり、ロッテはアンナに「私の人生から消えて!」と叫ぶ。アンナが何かをしたというわけではないのに……。
見どころは、年老いてからの再会。
数十年後にロッテに会いに行くアンナ。
それでもロッテは口をきこうともしない。
そして2人は森のなかへ……。
機会があれば、ぜひとも観ていただきたい深い作品です。