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映画『ソーシャル・ネットワーク』 [映画]

映画『ソーシャル・ネットワーク』、おもしろかった。
さすがフィンチャー監督。
演出、構成、音楽……いい仕事をしていますね。

「今、映画館で観ておくべき映画」だと思います。
半年後、一年後にDVDで観ても楽しめると思いますが、
今だからこその瞬間風速的な時代性を感じ取ることができると思います。

ストーリーは単純。
テーマもわかりやすい。

ただ、ハーバード大学の「ファイナルクラブ」がどういうものなのかとか事前に知っておくほうがいいと思います。そこからストーリーが転がり出すから。

主人公を演じるジェシー・アイゼンバーグはもちろん、途中から出てくるジャスティン・ティンバーレイクの演技も光っていました。

この映画は観る人によって感想が違ってくるかもと思います。
私は主人公については、「天才って、こんなもんだよなー」と別に悪くは思わなかったのですが、人によっては「ひどい人間!許せない!」と映るみたいですね(笑)。
しかし、サベリン役には同情が一手に集まるだろうなと思います。

基本的にどの主要人物も善、悪の単純な二面性では描かれておらず、描写に描写を重ね、非常に巧妙にバランスをとっている作品だと思います。それはジャーナリスティックな手法ともいっていいかもしれません。

とはいっても、この作品は社会派映画ではなく、青春映画。
特にラストがいいっ!

余談ですが、途中でビル・ゲイツ(俳優が演じています)が出てきて笑った。
ビル・ゲイツもどきといえば、10年ぐらい前の映画『サベイランス』を思い出すな~。
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ミホ

確かに、最後のシーンは青春映画でしたね。
わたしは主人公には全然腹は立ちませんでしたが、天才の考えることって良く分からん!って感想はもちましたね(笑)。あと、サベリンの彼女が怖すぎ。
映画は面白かったのですが、出演者みんな早口だし、途中から時間軸が前後するので、ちょっとめまぐるしかったです(笑)。
by ミホ (2011-02-01 00:23) 

はるちー

>ミホさま
ミホさんがおっしゃる、
>天才の考えることって良く分からん!

これがテーマだと私は思います!(笑)。
彼にとっては、自分を理解しない周囲の人々の言っていることがよく分からん!ということになるのだと思いますが、その辺りの描き方は絶妙だったと思います。
そうそう、冒頭の会話シーンからいきなり早口全開でしたよね!あの冒頭シーン、監督は99回の撮影を俳優に要求したそうです。なぜ100回ではなく、99回なのか。監督も天才だから、何を考えているのか分からないっ(笑)。確かに洗練された構成と怒涛のセリフのためか、めまぐるしかったですよね。でも次の日とかに、じわじわとセリフやシーンが来るんですよ~。私はもう一度、観たいです~。
by はるちー (2011-02-01 22:31) 

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