SSブログ

1度目は悲劇、2度目は喜劇…… [読書]

1週間ほど前のフィナンシャル・タイムズの記事で、リーマン・ブラザーズが1984年に破綻したときの崩壊の顛末を描いた「ウォール街の欲望と栄光 リーマン・ブラザーズの崩壊」(ケン・オーレッタ著)という本を知りました。

おもしろそうと思ってアマゾンで調べてみると、翻訳された本があったわけですが……。
1987年3月出版。20年前か~。もう絶版なのかもしれません。

ちなみに原書を紹介するアマゾンのページには、
日本の方が書かれた興味深いレビューがありました。

今日の日記のタイトルはこの方のレビューから拝借いたしました。
すみません、あまりにもおもしろかったので、つい。

Greed and Glory on Wall Street: The Fall of the House of Lehman
『Greed and Glory on Wall Street 
The Fall of the House of Lehman』
Ken Auletta (著)

このカスタマーレビューにご興味がある方は、本の画像をクリックするとアマゾンのページが開き、読むことができます。

レビューに書かれている、
「あー、人間ていつもやることはおんなじですね。一度目は悲劇、そして2度目は喜劇」という部分は秀逸ですよね。

フィナンシャル・タイムズの記事は2度目の今回の破綻について、リチャード・ファルド氏が招いた「悲劇」と書いていましたが、カスタマーレビューを書いた方の「喜劇」という斬り方もおもしろいですよね。

今回のリーマン破綻劇を描いた本は数年後に読めるのでしょうか。

リーマン破綻を含め、米国の一連のごたごた後手後手については読んでみたい……。
(まだまだ進行中なのが怖い……)。
nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 6

chicory

う。経済はよくわからん分野なんですが、リーマンショックは世界的に広がってるようですね。
直接関係なくても雇用率の悪化などなど、影響は社会的に弱いところによい大きくダメージが来る気がします。そう考えると「喜劇」と言ってすませられない感もありますが・・・。
by chicory (2008-09-23 10:15) 

ミホ

経済関連の本は、英語も日本語も用語が難しくて、なかなか読めないです(涙)。ただ、ちょうど「ロスチャイルド家」の本を読んでて、リーマンも出てくるのでとても興味深いです。
それにしても、このサブプライムから発した問題は、いつになったら収束に向かうんでしょうね~。
by ミホ (2008-09-23 11:46) 

snorita

おかげで、リーマンブラザースという会社の成り立ちと歴史をすっかりネットで検索してしまいましたよ。勉強になりました。911も大きな影響があったというのも興味深い。
アメリカは、ほんとうに、虚飾の、あやうい国なのかもしれないわ。あ、日本も、そうなのかも...

by snorita (2008-09-25 10:04) 

はるちー

>chicoryさま
リーマンを助けたほうがよかったという意見と、助けなくてよかったという意見がありますよね~。フィナンシャル・タイムズの記事を読むと、助かる道はあったのにファルド氏の高すぎるプライドと思い上がりで天罰が下った的な内容でした……。きっとレビューの方の「喜劇」というのも、学習能力のなさ、思い上がりが哀れ…という意味合いではないかと。米国の金融危機、これからどうなるんでしょうね……。
リーマン破綻の前ですが、欧州の航空会社のトップが「年内に航空会社30社が経営破たんするかもしれない」と話している記事を読みました。どの業種も深刻な状況なんですね。世界的に景気はさらに悪くなりそう……。
by はるちー (2008-09-26 01:08) 

はるちー

>ミホさま
「ロスチャイルド家」の本はおもしろそうですね~。
私は米国に行ったことがないので、米国の国民性とか背景とかよくわからないです(笑)。活字や映像で情報を得るしかないのですが、米国関連の本はたくさんあるのでいいですよね。
サブプライム問題も日本の国民性だったら発生しない問題だと思います。金融危機はまだまだ続くでしょうね……。それにしても、昔、日本の金融機関への公的資金投入をあれほどバカにしていた米国。サブプライム問題で、日本側が過去の反省から早めの公的資金投入をあらゆる機会に米国側に助言していたのに、聞く耳を持たなかった米国……。日本に一言、「おっしゃるとおりでした」と謝ってほしいです(笑)。
by はるちー (2008-09-26 01:29) 

はるちー

>snoritaさま
リーマン・ブラザーズの歴史は読むとおもしろいですよね。
いろいろなエピソードなどもあって。
リーマン破綻の日、日本は祝日だったので、ある意味救われましたよね~。米国時間では日曜日でしたが、日本時間では月曜日。もしも普段どおりの平日でマーケットが開いていたら、日本発の世界同時株安を引き起こしたのではないかと思います。
米国についてはよくわかりませんが、サブプライムローン問題にしても、根本的に何かが間違っていますよね……。お金がなくてローンも払えないのに家を買うのもおかしいですよね。
今回の米国の金融危機、早く落ち着くといいのですが……。
by はるちー (2008-09-26 01:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0