「ク」なのか「グ」なのか [雑感]
ルクセンブルクなのか、それともルクセンブルグなのか。
数日前の日記でオランダ・ルクセンブルク映画を紹介しましたが、私は「ルクセンブルク」と表記しました。これは、主な新聞・通信社の表記に合わせました。
最近、難航している欧州連合(EU)憲法批准問題でEU議長国ルクセンブルクのユンケル首相の報道も多くなっているので、「ク」なのか「グ」なのか気になる方もいらっしゃると思います。
日本国内の報道機関では基本的に「ルクセンブルク」としていますが、ルクセンブルクの政府としては「ルクセンブルグ」にしてほしいようです(以前、関係者からそういう話を聞いたことがあります)。
実際、大使館を検索してみると公式サイトでは「在日ルクセンブルグ大使館」。
そのサイトのなかでも、「ルクセンブルグ政府」などと表記を徹底しています。
通信社・新聞社などでは表記の統一ということで、ずっとドイツ語読みの「ルクセンブルク」としているようです(ドイツ語の場合、―burg、―bergの「g」はカタカナで「ク」と表記するのが原則となっています)。もっとも、時々「ルクセンブルグ」としている時もあるので、要望に応じて柔軟に対応しているのかもしれません(あるいは、統一表記の確認をしていないかですが……)。
ついでに日本の外務省のサイトを調べてみると、「ルクセンブルク」と「ルクセンブルグ」が混在していました(笑)。
果たしてどちらがいいのか……。
ルクセンブルグ大使館の日本語サイトを再度調べていたら、ありました♪
「よくあるご質問」コーナーに謎を解くカギが。
歴史的な背景があるようです。
興味がある方はどうぞ↓
http://www.luxembourg.or.jp/faq/index.cgi?mode=view&code=15
最後の「日本でのカタカナの役割からするとすっきりしない部分もありますが、他国で様々な発音をされることに慣れている彼らは気にしておりません」という一文に寛容さがうかがえます。
余談ですが、数年前にルクセンブルクの皇太子が来日した時に驚いたことがあります。空港で皇太子は、自分の手でカバンを持って到着ロビーにさっそうと現れたのです。
ビジネスマンのようでした。というかビジネスマンにしか見えなかった……。
日本の社長でも普通は秘書がカバンを持つというのに……。
もちろん、好感度アップです。
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