クール・ビズ狂想曲 [news&topics]
クール・ビズで世間は騒がしい。
着こなしを問われる政治家らには少し同情する。
(でも、買ったばかりのシャツの「たたみジワ」には気をつけよう)
一連の騒動(?)を眺めていて思い出したこと。
官民挙げての「カジュアル・フライデー」導入である。
数年前、同じように大騒ぎだった。
何を着ていいのか悩み、そして駆け込みショッピング。スーツを着たい人も強制的にカジュアルな服を着なければいけない雰囲気だった。
そのカジュアル・フライデー導入当時、某自治体では職員にカジュアル・ルックを指導するため、ファッション・プロデューサーの大御所を招いて庁内で講習会を開いた。もちろん、税金でである。もちろん、職員だけのために。もちろん、就業時間中に。地域経済の活性化という理由も用意して。一般人も参加できる啓発イベントでもないのに……。デパート各社の衣料担当者をよんでくれば、お金もかからないだろうに……。
今回のクール・ビズでは、某外郭団体がハンドブックを作成して配布しているが、クール・ビズが掲げる地球温暖化防止・省エネという観点からは「ん?」と疑問を感じてしまう。そんな余計な印刷物をつくってどうする? ノーネクタイの着こなしについては、カジュアル・フライデーの時に学んでいないのか?
盛り上げるために必死なのは分かるが……(それにしても……)。
まあ、いずれにしても、一時的な経済効果はあるようだ。
たたみジワ(笑)でそれを感じます。
皆さん、やはり最初のうちは気合を入れて新品を購入するみたいですね。
カジュアル・フライデーについては、いつの間にか誰も口にしなくなった。
定着したのか、忘れてしまったのか(おそらく後者だろう)。
クール・ビズ、来夏はどうなっている?
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