取材マナーこぼれ話 [sports]
「そいつはどこの社だ？」。取材マナーをめぐって、３年前にも一騒動あったのを思い出した。それも世界中が注目する舞台で起きた。マナー（というよりルールかな）を破ったのは、日本の某大手新聞社から派遣された日本人カメラマンだった。
２００２年７月。スコットランドのミュアフィールド。
ゴルフの全英オープンでの「事件」である。
ギャラリーが静まり返り、タイガー・ウッズが緊迫のショットを打つ直前に、このカメラマンがシャッターを切ったのだ（インパクト前にシャッターを切ってはいけないのは基本中の基本というか、このことを知らないカメラマンにはゴルフ場に足を踏み入れる資格はない）。
まあとにかく、ゴルフ取材では「ありえない行為」であった。
激怒したウッズは、シャッターを切った張本人を指差して、抗議と注意（このあたりのウッズの目というのは、やはりすごい。他のことに集中していながら、大勢のカメラマンの中から誰がシャッターを切ったかを見極めるのは普通できないだろう）。続いて、マーシャルがこの日本人カメラマンの腕章を外して、撮影エリアからつまみ出してしまったという、恐ろしく恥ずかしい出来事があったのです。
ウッズが会見でも言及して問題になったが、事務局は情けをかけたのか、どこの社所属のカメラマンだったかは公表しなかった。日本ではもちろん「どこの社だ？」と問題になった（厳密に言えば、このカメラマンは日本から派遣された社カメではなかったが）。もう３年前の話なので、私の記憶も曖昧で申し訳ないのだが、この時も新聞社名を報道したのは「週刊新潮」だったような気がする。
結局、どうして「その時にシャッターを切ったのか」という理由は分からずじまい。
無知だったのか、確信犯だったのか、うっかりだったのか……。
どんな状況や場所でも最低限のマナーとルールは守っていただきたいものである。
ところで今年の全英オープン。
ゴルフの聖地であるセント・アンドリューズのオールドコースで行われます。
（７月１４～１７日）
今夏、クラレット・ジャグを掲げるのは？
なんと！
あれ日本人だったのかー。
恥ずかしすぎる。
永久追放だ。
その後のタイガーのプレイが思い出せません。
どうでしたっけ？
by 東京脱力新聞 (2005-05-15 22:30)
波乱のスタートでしたね。第１日の１番のティーショット（実はここでも１人のカメラマンがフライングしたらしい→集中を乱される）→ボールは深ーいラフに→アドレスに入って打つ前に日本人カメラマンがシャッターを切る→ウッズ大激怒→カメラマン強制退場→スーパーショット→パーをセーブ、だったような。
ウッズ、この翌年も第１日の１番でラフに泣かされていましたね。いきなりロストボール。イギリスのラフは草むらです（笑）。最終日に行ったのですが、目の前を歩くウッズは超ご機嫌ななめでした。今年は楽しみですねー。ウッズが全英オープンで初優勝した時の会場はセント・アンドリューズ。ニクラウスもここで勇退ですし。
by はるちー (2005-05-16 01:11)
行ったら、入れるのでしょうか？
当日券ってあるのでしょうか？
今から予約はできるのでしょうか？
おしえてください。
by 東京脱力新聞 (2005-05-19 12:31)
余裕です♪ 当日行って、お金を払えば入れます。私も計画もせず、ふらりと1人で行ってきました。１日券は約９０００円です。ただし、問題はホテル。地元や周辺地域のホテルで予約をとるのは、この時期ではまずもう無理でしょう。もし、あれば即予約。←近くで宿を確保できない場合は、エジンバラのホテルに滞在し、朝２時間かけてバスで現地に移動するという手があります。夏の夜のエジンバラを散歩するのは最高ですので、これはこれで楽しめると思います（移動が大変ですが……）。
by はるちー (2005-05-20 00:29)
憧れのセントアンドリュース・オールドコース。
さらに憧れのジャック二クラウスの最後の勇姿。
決まりです。
今度詳細を教えてください。
by 東京脱力新聞 (2005-05-25 02:05)
神様がつくったコース。
一度は歩いてみたいものです。
私もまだ行ったことがありませんが、何かお役に立てれば。
やはり現地のホテルはＢ＆Ｂを含め全滅の状況。
エジンバラから電車とバスで移動するのが現実的かな。
今度、作戦を練ってみましょう。
by はるちー (2005-05-25 21:26)