今宵の1枚 [音楽]
「Twentysomething」 Jamie Cullum
休日の深夜にまったり聞くのに最適。
今、一番ライブに行ってみたいジャズ・シンガー/ピアニストです。
来日しないかなー。
そろそろ日本で単独公演してもいいと思うのだけれど。
アルバム「Twentysomething」では、自作曲のほか、
往年のスタンダードナンバーから、ジミヘン、レディオヘッドまでと多彩。
「Singin' In The Rain」(雨に唄えば)、
マイ・フェア・レディの「I Could Have Danced All Night」
などのアレンジも素敵です。キュートです。クールです。
ピアノが独学とは信じられません。
4曲目の「Twentysomething」は、ジェイミーの自作曲。
大学は出たけれども何をしていいのか分からない。旅をするのもいいかも。恋に落ちるのもいいかも。起きたくないから寝かせておいて。放っておいてよ、僕は20代そこらなんだから……という曲です。誤解を恐れずに例えて言えば、ニートの心境をjazzyに歌い、演奏したものです。それが、妙にシブい。これはある意味、危険な曲です(笑)。
ところで。彼のライブ、すごいらしいです。
ピアノを立って弾いたり、足で弾いたり。
飛び跳ねてシャウトしたり。
CDジャケットではピアノの上を跳んでいます(笑)。
ライブを観た誰もがファンになってしまうそうです。
でも、キワモノでは決してありません。
才能あふれる25、6歳の青年です。
このアルバムも90%がワン・テイクだとか。
10代半ばからジャズ・クラブを渡り歩き、デビュー前に1000以上のステージをこなしている実力派。
最近、特に気に入っているのが「I Get A Kick Out Of You」。
コール・ポーターのカヴァーです。
♪I get no kick from champagne~♪
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